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70年代の本気(マジ!) スケバン伝説

 街からスケバンが消えて、久しい。
 一番スケバン文化が華やかだったのは、70年代の頃ではないだろうか。

 最近では、チョンバックを振り回してロンスカで街を徘徊するアフロヘアーの女の子などは、さっぱり見かけなくなった。

 ところが、その文化は、残っているのである。

 アンパン、マッポ、マブダチ、シャコタン、タイマン…これらの言葉は、確かに今使用していたら笑われるだろうが、いずれにせよヤンキー文化が発祥の言葉であるはずだ。

 さすがに,洋ランだとか、チョーパンだとが言っているガングロギャル等々はいないだろうが、多くの不良スラングが誰でも知っている言葉として、巷に息づいているのである。

 70年代も半ばまでが、そのスケバン文化のピーク。
 有名なのが、1974年の、護国寺30人乱闘事件だ。これは豊島区内の高校の2つのグループによる覇権争い。あなどるなかれ、彼女らの使用する武器は、タバコの火、カミソリ、木の棒、それに自転車のチェーンを振り回す等々…。特にチェーンは、肉を一瞬にしてそぎ落とし、一生の傷が残る代物である。
 また、例えばこの頃に、○○○○ランドのスケートリンクで抗争が勃発したが、スケート靴で殴り合いになり、リンクが血染めの修羅場に変わった。手当たり次第にそこらにあるものが武器になり、本気度が極めて高いのもこの頃の抗争の特徴である。

 今でこそオタクの聖地である中野ブロードウエイも、70年代は、地元のスケバングループと新宿のスケバングループのシマ争いの聖地だったのは、あまり知られていないだろう。 

 80年代に入ると、スケバンも、そして暴走族も街から消えていった。

 そうして、早婚現象だけが実質としては残ったが、少子高齢化の時代、その残り火も消えようとしているのかもしれない。

 ちなみに、元スケバン、不良女を見分ける方法がある。
 そこらへんのお母さんで、
 「ほめたって何にも出ないよ^^」とか「おい、見世物じゃねえんだよ」などと古い言い回しを使っている人がいたら、元スケバンの可能性が相当高いのではないかと思う。

 こういう言い方を一部の若いヤンママもよくしないだろうか? その場合は、元ヤン、ということになろう。(親から、DNAを受け継いでいるのだろうか…)

 こうして、スケバン文化の痕跡だけは残っていくのかもしれない。

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