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人気ブロガー、「ミニトマトの農薬使用回数は49回」で炎上 “農家への風評被害”で批判殺到

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画像はイメージです

 ブロガーの「なかのの夫」が自身のツイッターやホームページ上で発信したミニトマトに関するある情報が、物議を醸している。

 10月31日、「なかのの夫」は自身のツイッターで、お皿に入ったヘタ付きのミニトマトにスプレーを散布し、黄色い液体が出ている場面を収めた動画を公開。「ミニトマト、水道水で洗ったくらいで食べてませんか? ミニトマトの農薬使用回数はなんと『49回』!!」とツイートした。さらに、「なかのの夫」は、このスプレーについて“農薬落とし専用の水”という名目で販売されている商品だといい、「黄色い液体が出てきました…」「ミニトマトはやばい! 絶対に農薬落とし必須」とつづっていた。

 また、「なかのの夫」はホームページ上に「ベジシャワーでミニトマトの農薬・展着剤を落としてみた」という記事をアップ。そこには、「ミニトマトから出た、この濃い黄色い液体の正体は『農薬』です」とし、ミニトマトにいかに農薬が使用されているか説明。そして、野菜農家について「自分の家で食べる用は農薬を使わず育てている」という情報も掲載していた。さらに、この農薬対策には“農薬落とし専用の水”が効果的だといい、その商品を紹介。成分については「純水:99.9%、カリウム:0.1%」で「ほぼ水」としていた。

 このツイートはまたたく間に拡散され、ツイッターユーザーから「影響力がある人がこんな信ぴょう性のない情報拡散していいの?」「農家への風評被害になりかねない」という声が噴出。また、「強アルカリでトマトの表面を溶かしてるだけでは?」「ミニトマトは種まきから収穫まで半年足らず。49回も農薬を散布するなんてありえない」という指摘もあったほか、実際に100円ショップで販売されているアルカリ電解水でトマトを洗って黄色い液体を出し、「なかのの夫」の動画を再現するネットユーザーも現れ、「トマトの茎やヘタからの分泌物がアルカリと反応して黄色くなる」と反論していた。

 これを受け、「なかのの夫」は1日に記事とツイートを削除した上で、「不快な思いをさせてしまった方に、まずはお詫び申し上げます」と謝罪。さらに、「以前、無農薬のミニトマトに同じ製品を吹きかけたところ、そのトマトからは黄色い液体は出なかったことは事実」としながらも、「改めて調査したところ、トマトそのものの色素であるという見解も見つけられました」とコメントしていた。

 しかし、現在までも情報は拡散され、「なかのの夫」への批判は止まない状態になっている。発信力のあるブロガーだからこそ、真偽不明の情報の発信に警鐘を鳴らす声が多く見受けられた。

記事内の引用について
なかのの夫公式ホームページより https://nakanono.com/
なかのの夫公式ツイッターより https://twitter.com/nakanonohusband

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