第80回は、北海道の柴田家になつ(広瀬すず)の妹・千遥(清原果耶)が訪ねてくるという展開。富士子(松嶋菜々子)はそれを電話でなつに伝えるも、千遥はなつには会わないと頑なで――というストーリーが描かれた。
朝ドラ通算100作目ということもあり、歴代ヒロインが出演するなど注目を集めている本作だが、実は視聴者の間では、なつに対する不満が溜まっているという。
「現在はアニメーション編が描かれている本作ですが、北海道を離れ、新宿編に変わってからは、なつの成り行きまかせな行動が目立つように。朝ドラヒロインは、往々にして自分で自分の道を切り開く女性が描かれるものですが、なつは知り合いがいる会社に入り、作画課に異動する試験を受けるのも、仲(井浦新)の強い推薦があってこそ。画力は足らないものの、仲の強いフォローのおかげで成長していくという展開になっていますが、視聴者からは『なんでなつだけが無条件で贔屓されるのか全然分からない』『こんな女が同じ職場にいたら本当に嫌』と呆れ声が聞かれる事態になっています」(ドラマライター)
18年前期の朝ドラ『半分、青い。』が放送されていた際には、ツイッター上で「半分白目」というアンチタグが使われていたものの、現在は「なちゅぞら」がアンチタグになっているという。
「前週の第13週『なつよ、「雪月」がピンチ』では、雪次郎(山田裕貴)が修業中の川村屋を辞め、役者になりたいと志すという展開になりましたが、これになつは猛反対。『いいの? 本当に家族を裏切って』と説得しようとするシーンがありましたが、実はなつも、一度は手伝うことを決めていた柴田牧場を出て夢を追いかけている身。『自分はやりたいこと好きにやって人には反対するってなんなの?』『自分が気に入らないから反対してるようにしか見えない。本当に自分勝手』といった苦言が噴出してしまいました」(同)
さまざまな批判を呼んでいる『なつぞら』。このままでは視聴者から黒歴史認定されてしまうこともあるかもしれない。