「見事に下馬評を覆した格好です。大阪府立登美丘高等学校のダンス部キャプテンとして『バブリーダンス』で注目を集め、芸能事務所『フォスター』にスカウトされて上京。2017年10月、鳴り物入りで芸能界デビューしました。ただ、当時は『バブリーダンスだけで何ができるのか』といった冷めた声もありました。しかも、彼女が所属する『フォスター』は、広瀬すず、広瀬アリスらがいる今上り調子のプロダクション。彼女たちのバーター、もしくは事務所パワーでやっと出るのが関の山と言われていました」(芸能ライター)
事実、伊原の滑り出しは、当初期待されていたほどではなかった。センチュリー21の新イメージキャラクターや冠ラジオ番組、初の写真集を発売するもあまり反響が集まらなかった。広瀬姉妹を見出したフォスターも、「バブリーダンス」だけで青田買いするなんて……とその観察眼に疑問符が付いていたのだが……
「『なつぞら』では、ヒロインなつ(広瀬)が、いよいよアニメーターを目指し念願の東洋動画に入社します。すると、そこに半年間だけ先に入社していた先輩アニメーターとして、伊原演じる桃代がいた……というのが3日のオンエア。広瀬のバーターであることは疑いようのない事実。そうでありながら、セル画の描き方が分からない広瀬を、伊原が手ほどきする画はなんとも違和感がありますが、それにもまして意外に自然な演技だったのです」
事実、SNS上でも新人女優とは思えない肩の抜け方に、「芸歴2年目とは思えない演技力…凄い」「伊原六花ちゃん演技自然で上手〜」「なかなか演技うまいと思った。 馴染んでる」「伊原六花さん 演技うまいね」と高評価の意見が多いのである。これまではどのメディアでも紹介される時、「バブリーダンスの……」と形容されてきたが、その呪縛から解放される日も近いかもしれない。