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SMAP解散後の次の危機はV6

 国民的グループ、SMAPの解散が発表され、世間を大きくにぎわせた。“ゲス不倫”など今年の芸能界は大きな話題の連続であったが、もっとも大きなニュースといえば、やはりSMAPの解散だろう。

 SMAPの解散といえば、キムタクこと木村拓哉と他のメンバーの確執が原因とされている。当初は、独立騒動が根本的な理由であったが、その騒動以来、関係が修復できなかったことが大きかった。

 そんな中、業界では、次に解散の危機に立たされるのはV6とみられている。V6は、年上メンバーの坂本昌行、長野博、井ノ原快彦と、年下メンバーの森田剛、三宅健、岡田准一で構成されている6人組のグループ。1995年に『バレーボールワールドカップ』のイメージキャラクターとして結成。11月1日に「MUSIC FOR THE PEOPLE」でCDデビューした。

 そんなグループの一番の問題はメンバー間格差と言われている。もっとも売れっ子なのは、岡田准一。数々の映画出演で高い評価を得ており、もはやグループに在籍する意味がほとんどない。次に名前が挙がるのは井ノ原快彦。2010年からNHKの情報番組「あさイチ」のキャスター、2015年4月からは、降板した愛川欽也の後任として、『出没!アド街ック天国』の2代目司会者となった。

 一方、それ以外のメンバーは目立った活動はない。基本的には舞台での仕事が中心だ。このため6人でのスケジューリングが難しく、冠番組も持てないのが現状。シングルCDはほぼ1年ペースでリリース、2年ごとにツアーも開催しているものの、正直、グループとして活動することに、売れっ子メンバーからすれば、どれだけ意味があるのかはわからない。個人の活動をさらに極めていくためには、グループとしての活動が障害になっていくことになるだろう。

 ファンからすれば、解散という結果となっても、SMAPのように泥沼状態だけは勘弁してほしいというのが願いであろう。

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