11月3日のプロ転向表明から、石井は今月中にも主戦場を明らかにするとみられている。その参戦団体やデビュー戦をめぐり注目度が高まっているが、そんな石井フィーバーをかき消すかのように、格闘技界の酸いも甘いもかみわけた燃える闘魂が苦言を呈した。
「(身体が)小さい。外国人とやったら吹っ飛ぶだろうし、そういう部分では格闘技向きじゃない」。猪木は24日のIGF名古屋大会で、澤田敦士の応援に来場した石井を目の当たりにした。
猪木からしてみれば、金メダリストの石井といえども単なる金の卵でしかない。「そう現実は甘くない。日本人の心は熱しやすく冷めやすい」と厳しい言葉を投げ掛けた。