わずか3分30秒ほどの映像だが、警告のサイレンを鳴らし、停船命令を繰り返すも中国漁船はまったく止まることはなく、明らかに故意と思われるような衝突をしているように見える。船上にいる船員らしき人も焦っているようにはとても思えない。
非公開の決断をした政府・与党の責任は重大と言わざるを得ないだろう。海上保安官が命を張ってる姿、そして臨場感が痛いほど伝わってくる。
たまたま衝突した程度で済んだが一歩、間違えば命に関わる大きな事故になった可能性がある。情報流出という予測不可能な形で民主党が言いわけのできない環境が整ってしまった。当然、他のネットニュースではトップ級の扱いで報じられている。菅首相、仙谷官房長官の2トップはあいまいな判断を下すことが絶対に許されない状況だ。
動画をネット上にアップした者は英雄扱いをされているが、どのような経緯で映像を入手したのか非常に気になる。先日も捜査状況に関する重要情報が流出したことで国際的な信用が失墜しようとしている。その騒動が冷めやらぬ中で尖閣事件の映像流出も起き、日本の情報管理の甘さだけが目立つ結果となった。
脇が甘い人物が首相になったことで、特定国に甘く、情報管理に甘くなったというのはあまりにも皮肉すぎる。