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東京プリンセス賞 アグネスターフが差し切りV

 泥だらけのプリンセスと師弟コンビが勝ち取った勝利に、祝福のライトが降り注いだ。
 10日、大井競馬場で行われた3歳牝馬クラシック2冠目の「第21回東京プリンセス賞」(SI 1800m)は、町田直騎手騎乗、3番人気のアグネスターフ(川崎・秋山重厩舎)が自慢の末脚を爆発させ、見事な差し切りV(勝ち時計1分54秒5・稍重)
 発走直前まで激しく降り注いでいた雨がピタリとやんだ。1度きりの大舞台に臨む15頭が一斉に飛び出す。ターフは後方3番手からの競馬。最後の直線勝負まで控えて牙を研ぎ澄ます。4角で馬群が開けたところを突くと、一完歩ずつ確実に脚を伸ばしてゴール直前、アタマひとつ抜け出した。
 所属騎手である町田直騎手とともにつかみ取った勝利に、秋山重師は「今までで一番うれしい」と感慨に浸った。次走は「関東オークス」(JpnII 川崎2100m 6月13日)。ホームでライバルたちを迎え撃つ。

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