今後の活躍が楽しみな「関ジュ」

　「関ジュ」。これは、関西地方を中心に活動している関西ジャニーズJr.の略である。なかでも、昨年から急成長を遂げているのは、「まいジャニ」。『まいど！ジャ〜ニィ〜』(BSフジ)の出演メンバーだ。

　属しているのは、Kin Kan(King of 関西)の向井康二、金内柊真、平野紫耀、なにわ皇子の永瀬 廉、西畑大吾、大西流星。関西弁のトーク、歌、ダンスなどは、さすが選抜メンバーと思わせるほど、達者。関ジャニ∞より平均年齢が低いぶん、初々しさにあふれている。

　きのう3日には、番組と連動したファーストコンサート(大阪・オリックス劇場)を成功させ、あす5日からは、大阪・松竹座で開幕する関ジュの春休みコンサートに参加。4月14日、広島からスタートする初の全国ツアーにも、参加が予定されており、今年、まいジャニメンバーは全国進出を狙っている。

　メンバーは全員、平成生まれ。CDデビュー組では最新グループにあたるSexy Zone(セクゾン)の結成時と同じく、小学生から高校生までが属する。最年少は、小学5年生の大西流星(なにわ皇子)。セクゾンでいうと、同じく小学生でメジャーデビューを果たしたマリウス葉のポジションになる。

　昨年入所したばかりの大西は、キャリアも身長もメンバー1の少なさだが、オーディションに合格した最大要因であるダンスは先輩に勝るとも劣らない。西日本大会で優勝した好実績の持ち主で、ジャニーズライブでもすでにセンターポジションを経験済み。中学生にして、メンバーで誰よりも早くドラマ＆映画『コドモ警察』の主役に抜てきされたマリウスと同じく、今後の伸びしろがもっとも期待される小学生Jr.だ。

　ただ、難点がひとつ。小学生がゆえ、活動時間と期間が限定されている。それがさらに、価値を高めるかもしれないが。