アメリカ・テキサス州で、庭でプールを楽しむ子供たちに腹を立て、車で子供たちを轢き殺そうとした81歳の女が起訴されたと、海外ニュースサイト『METRO』と『News Channel6』が12月5日に報じた。報道によると、5月中旬、15歳未満の9人の子供たちが庭でプール遊びをしていたそうだ。子供たちがプール遊びをしていた庭は、子供たちのうちの一人の子供の家の庭だった。女は子供たちがプールを楽しんでいる様子を見て、「そこで遊ぶな」と子供たちに向かって叫び、激怒した。
女は子供たちに向かって叫んですぐ、自分の車に乗り込み、子供たちがいる方向に車を急発進させ、子供たちを轢き殺そうとした。幸い、近くにいた大人が子供たちを安全な場所に避難させたため、子供たちに怪我はなかった。
女が子供たちに向かって車を急発進させた場にいた人が警察に通報し、警察が駆け付けた。警察を見ると女は車で猛スピードで逃げ、警察の停止命令を無視して暴走し続けた。10マイル(約16キロメートル)ほど暴走したところで女の車がヒートアップして止まり、女は拘束された。女は危険運転の罪などに問われている。なお、身柄が拘束されてから女が体調を崩して入院したため、今回、起訴するまでに時間がかかったそうだ。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「罪のない子供に危害を加えようとしたなんて最低」「ちょっとしたことでキレやすい老人は多いと思う」「子供の声がうるさくて、それが気に入らなかったのか」などの声が挙がっていた。
海外だけではなく日本でも高齢者がキレて逮捕された事件がある。
兵庫県加古川市で、小学生にたばこのポイ捨てを注意されたことに腹を立てた当時75歳の男が、男児に暴行をして逮捕されたと『産経WEST』(産経新聞)が2016年3月に報じた。同記事によると、2016年3月21日の午後2時10分頃、男は自宅付近の公園にタバコをポイ捨てしたそうだ。男がポイ捨てする現場を見た当時小学生の子供7人が、男に対し「そんなことしたらあかんのに」と注意をしたという。
男は注意されたことに逆上し、注意した小学生のうちの一人であった小学1年生の男児の首を絞め、注意したほかの子供の腕や服を掴んで怒鳴ったという。子供たちから話を聞いた母親の一人が警察に通報し、男は暴行の疑いで逮捕された。幸いにも子供たちに怪我はなかった。
世の中には、悪いことを悪いと注意できる高齢者もいるが、中には理不尽な理由で腹を立て、子供に危害を加えようとする高齢者もいるようだ。
記事内の引用について
‘Killjoy, 81, drove at children for playing in pool then led police on 10 mile chase’(METR)より
https://metro.co.uk/2019/12/05/killjoy-81-drove-children-playing-pool-led-police-10-mile-chase-11276933/
81-year-old WF woman given 9 counts of child endangerment(News Channel)より
https://www.newschannel6now.com/2019/12/04/year-old-wf-woman-given-counts-child-endangerment/
「あかんのに!!」 75歳の男が、たばこポイ捨てを注意した小1男児の首締め逮捕 兵庫・加古川市(産経WEST)より
https://www.sankei.com/west/news/160321/wst1603210048-n1.html