山瀬はウエンツに対し「私はね。正直、腹が立っている。寂しくて」「でもやりたいことがあるのは羨ましいから。やるとなったらガムシャラに頑張ってもらわないと困るから。いってらっしゃい」と淡々と、そして、やや不機嫌そうにウエンツに語りかけたのだ。
山瀬は2009年の番組開始当初からウエンツとともにMCを担当しており、9年間に渡り番組を盛り上げてきた実績がある。それだけに、事前の相談もなしに黙ってロンドン行きを決めてしまったウエンツに対しては、胸中複雑な気持ちがあったのだと思われる。
また、『火曜サプライズ!』は前述の通り9月いっぱいで、ウエンツがMC降板となるのだが、しばらくは山瀬が一人で司会を担当する見込みで、ウエンツの後任となるMCが決まらない限りは、山瀬に対する負担は非常に大きくなることが予測されている。
事実、山瀬は『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)『ためしてガッテン!』(NHK総合)をはじめ、MCの経験は多いものの、そのほとんどはメインを盛り立てるベテランMCのサブの役割で、メインで番組を背負うことはほとんどない。いくらベテランの山瀬といえど、火曜19時というゴールデンタイムでの単独司会は、やはり力量的に重すぎると思われ、それらの不安が、今回のウエンツへの厳しい当たりになったのではないかと一部では見られている。
その山瀬の「焦り」はやはり視聴者にも届いていたようで、視聴者の間では「山瀬まみのエールが怖い」「ただの恨み節ではないか」との意見が相次いでいた。
1986年のデビューからメインに隠れて責任の負わないサブのポジションを貫いてきた山瀬まみ。今回の「ウエンツ降板」で彼女のタレント人生の真価が問われている……?