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お笑い界のビッグ2が初めて島田紳助さん引退について語る

 お笑い界のビッグ3と呼ばれているのがビートたけし、明石家さんま、タモリだが、このうちかつてフジテレビの人気バラエティー番組「オレたちひょうきん族」で紳助さんと共演したたけしとさんまが27日、それぞれ出演した番組で紳助さんの引退について初めて語った。

 たけしはメインキャスターをつとめるTBS系の情報番組「情報7days ニュースキャスター」に出演。紳助さんのニュースを取り上げた際、「オレ、いろんなところで、本当はどうなんだとか聞かれるけど、漫才ブームの時ぐらいしか紳助を知らないんだよね。全然知らないんだよね」とこのところは親交がなかったようだ。そのうえで、「全然分からないから、どちらの味方につくこともない。『味方』というものもないけど」と多くを語らなかった。

 その一方で、面識がない暴力団関係者から、「若いころの自分に似ているから会いたい」と言われ、断り切れず雑誌の対談という形で会ったが再度会いたい意志を告げられたものの、「とにかく、あやまって帰ってきた」などと“黒い交際”に発展することを避けたことを明かした。

 さんまがレギュラーを務める大阪・MBSラジオ「ヤングタウン土曜日」は26日に収録されたものだったが、冒頭から「今週は、吉本的にはいろんなことがありましてねえ」と、自ら紳助さんの話題を切り出し、「会見でも親友だと言ってもらったみたいですが、本人とはまったく話してません。大事な話は一切しないんですよ」とたけし同様多くを語らなかった。

 紳助さんとは吉本興業に同期入社だけに、さみしさを隠すようにさんまは明るくふるまい、「会社から『さんまさんのところに記者が行くと思うから、よろしく』て言われてたけど、誰も来えへん。偉いさんに『親友として、記者会見開かせや!!』て言うたった」、「(取材)が昨日、やっと来た。『悲しいですよね』って聞かれたから、『うれしいわ、アホ!!』って答えたわ」などと話し共演者を笑わせた。

 それでもさんまは「マスコミに追いかけられたり、辞めたいと思うことなんて年がら年中。紳助の気持ちも分かる」と本音をのぞかせ、米スポーツ界では引退した選手の復帰が多いことを持ち出し、「紳助だって帰ってきたっていいんですよ」とともにテレビ界で一時代を築いた“戦友”の復帰を望んだ。

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