各紙によると、嵐は21年間のキャリアで、昨年まで史上最多7年連続10度の5大ドームツアーを行ったほか、18~19年のツアーで音楽史上最多237万5000人を動員するなど、国民的グループとして活躍。
レコ大の実行委員会が「長年にわたる活躍で広く大衆の支持を得て、音楽文化の発展に多大な貢献をもたらした」として今年、新設した賞が贈られることになったという。
ジャニーズ勢は、87年に近藤真彦、88年に光GENJIが大賞を受賞したほか、6組が最優秀新人賞を受賞するなど、80年代は同番組の中心的存在だったが、1990年を最後に賞レースから撤退していた。
「CDの売り上げなどからして、ジャニーズ勢が大賞候補に入っていないのはおかしな話だったが、故ジャニー喜多川氏の生前は関わらない方針を貫いていた。今年は、大賞を超越した枠で、まさに嵐のために新設された賞なので受け入れることにしたのでは」(芸能記者)
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24日にはフジテレビ系「VS嵐」、26日には日本テレビ系「嵐にしやがれ」がともに一部生放送を含めた4時間特番を予定。かなりの高視聴率を記録することになりそうだが、どうやら、レコ大も嵐にすがるしかなかったようだ。
「もともと、昨年までの賞レース方式をやめ、音楽特番方式に変更しようとしていたが、レコ大を牛耳る芸能界の実力者の逆鱗に触れ頓挫していた。それでも、嵐の出演交渉は粘り強く続けていたようで、新設の賞を授与するという形でまとまったが、確実に昨年を上回る視聴率を記録するだろう」(音楽業界関係者)
TBSはジャニーズに大きな“借り”ができたようだ。