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「北区上空のUFOは恐ろしい」を検証

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画像はイメージです。

 NMR編集部には現在までに多くのUFO目撃情報が寄せられてきた。しかし、その多くは情報の精度に疑問を持たざるを得ない真偽のあいまいなものがほとんどだ。だが、信ぴょう性の低そうな情報のいくつかにある共通点があることに気づいた。それは「北区上空のUFOは恐ろしい」。不思議な符合を見せる一節。今回のNMRでは「北区のUFO」の謎について迫ってみた。
 電波系…その呼称が正しいかどうか、その判別をつけるのは難しい。ただ、われわれ編集部に「私は宇宙からの電波を拾える」「今日**にUFOがやってくる」「わたしは**星雲の使者だ」などにわかには信じ難い内容を便箋数枚にびっしりと書き連ねて送られてくることが少なからずある。編集部の方針としてすべてに目を通し、UFO確認のわずかな可能性があれば実際に情報提供者に確認の取材を試みるのだがその成果は決してわれわれの望むものではないことの方が多い。しかし、そのような取材を繰り返すうちに支離滅裂な情報数件からある事柄だけが不思議と符合して事実にわれわれは気がついた。彼らのUFO目撃情報、または接近情報は日本全国にまたがるのだがなぜか「東京都北区」上空に現れるUFOだけは地球人に対し好戦的でかつ非常に凶暴だという。彼らの話はなぜ北区でのみ一致を見せるのだろうか?われわれはUFO研究家のA氏に話を聞いてみた。
 「私の元にも電波系と呼ばれる人の支離滅裂な投書は沢山送られてきます。ただ、彼らの話していることの真偽は別にしてこちらとしても全く無視することはできません。彼らが通常の人々とは違う感性で何かを感じていることは否定できないでしょう。今回の『北区上空のUFO』という話が一致を見せたという話は非常に興味深い話ですね」
 A氏は穏やかに頷きわれわれや電波系と呼ばれる人々の情報を否定することなく話を始めた。

 「北区は明治通り、環状7号、中山道など大きな幹線道路が交わり、多くの鉄道・地下鉄が入り組む交通の要所です。また、荒川をはじめ多くの河川が流れ23区の中でもちょっと変わった土地と言えるでしょう。さらに、北区王子には造幣局があり紙幣を印刷しています。このような条件が入り乱れ彼らの中である種のUFO像が形成されると考えることは不思議ではありません」
 A氏のいう「ちょっと変わった土地」とは風水学的に分析をすると気の通り道にあたり、街全体の形成が風水学的に非常に合理的にできているということだ。
 ただ、それはあくまで風水学的な話であり「北区上空UFO」とは結びつかないと考えるのは性急であろうか?
 「ええ、確かにすなわちそれがUFOと結びつけるのは強引でしょう。しかし、UFOの目撃証言を辿るとある一つの法則が生まれてくるのです。それは空にも道があるということ。そのような意味では北区上空は様々な航路の過密地帯と言えますし、また自衛隊やその他もろもろの通信電波も入り乱れています。確かにUFOといえど緊張を必要とする可能性がなくもありません。ただ、現実的に北区上空で目撃されたUFO目撃情報でトップクラスにあたる機密情報は今のところないのが現実です。すぐに何かが起こる可能性は少ないのではないでしょうか」と、A氏は不思議な一致を見せた「北区上空のUFOは恐ろしい」という情報をやんわりと否定した。
 しかし、北区が実際の交通の要所であり、さらに北区上空は過密地帯であり、風水学的にも重要なポイントであることは確か。ここに何かが起きるても不思議でないことは認めている。
 電波系と呼ばれる人々の支離滅裂な情報。彼らの情報がそれらを予見したものかどうか今のところ不明であるが、ここで見せた不思議な一致について無視することはできないようだ。
(写真=風水学的には気の通り道にあたる北区。その上空に現れたUFOはこんな感じだろうか(写真は合成))

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