RGはこれまで細川の“疑惑の髪型”を誇張したモノマネをたびたび披露。細川はダウンタウンとの共演でその存在を知るところになり激怒したと言われる。
番組ではRGが、細川と初対面時に「スライディングで土下座した」と述べると、松本人志が「土下座するってことは悪意があるってことや」と追い打ちをかけスタジを沸かせた。ほかにも松本が「鏡の前でニタニタしてる」と突っ込むとRGが「してません。スーパースターになった気持ち」と返し細川へのリスペクトを表明し笑いを誘った。
現在、細川はRGを許し「こぶしたかし」の名前を与え、自分のPVに出演させ、紋付袴を譲り、RGの髪の毛を切っており、師弟関係を結ぶほどだという。こうしたエピソードは芸能界には多い。
「有名なのはコロッケと美川憲一の関係でしょうね。当初は、RGに同じく無許可でモノマネを披露していたところ、『オールスターものまね王座決定戦』(フジテレビ系)の“ご本人登場”の回に美川が登場し話題となります。このことで美川は高飛車のオネエキャラとしてブレイク。『おだまりっ!』『もっとはしっこ歩きなさいよ』といった流行語も生み出しました。美川は大麻事件の余波で仕事が低迷していたため、コロッケに真似されることで、再び知名度を得たことを感謝しているようですね。今では一緒にジョイントコンサートをやる仲となっています」(芸能ライター)
コロッケは、美川以外にもものまねの相手には敬意を払い挨拶を欠かさない。そのため大きなトラブルになることはないようだ。RGも、もともと音楽に対して造詣が深いため、細川の信頼を得たのかもしれない。ものまねによって絆が深まる例はほかにもある。
「有名人の体ものまねでブレイクしたロバートの秋山竜次は、しばらくして梅宮辰夫と会う機会があり、怒られると思いきや『勝手にやっていい。そのかわり自分の芸にしろ』と励まされたそうです。ただしグッズの売上は梅宮に入るので、秋山は儲かっていないとバラエティ番組で述べていましたね。アニメ『ルパン三世』ではルパン役の声優である山田康雄が急逝すると、ものまねタレントであった栗田貫一が代役を務めました。最初は栗田が山田の留守電にルパンの声を吹き込み、山田がルパンの声で返信をするところから交流からはじまったようです」(前出・同)
ものまねをする人と、される人をめぐる“ちょっとイイ話”はこれからも生まれていきそうだ。
※写真・レイザーラモンRG Twitterより