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マーチS 末脚一閃! ナナヨーヒマワリが初重賞V

 「第15回マーチS」(GIII 中山ダ1800m 30日)は、7番人気のナナヨーヒマワリ(牡7歳、栗東・小原厩舎)が最後方待機から直線で一気に脚を伸ばし、鮮やかに差し切った。2着は6番人気のマコトスパルビエロ、1番人気のフィフティーワナーは3着に終わった。勝ち時計は1分51秒6(良)。
 「(最後方は)この馬のいつものポジション。流れが速かったので、着くらいはありそうだと思って、必死で追った」と殊勲の小原騎手。7歳馬だが、「トモが弱いので、大事に使ってきたからね。この年だけど、ドンドン強くなっているし、これからが楽しみ。ボクも重賞を勝つのは(2002年小倉大賞典のタマモヒビキ以来)久しぶりだから」と笑顔が弾けた。

 気になる次走は未定だが、アンタレスS(GIII 京都ダ1800m 4月27日)が有力だ。「使うところがないので、ここを使って放牧へ出す予定だったけど、勝ってしまったからね。賞金が加算できたし、ダートの重賞路線へいくことになるでしょう」とジョッキー。
 母ナナヨーウイングは1999年のメジロドーベルが勝ったオークスでの2着馬。この馬も「距離が長くなって、安定してきた。決め手は一線級に入ってもヒケを取らないと思う」というだけに、目が離せない。

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