「(最後方は)この馬のいつものポジション。流れが速かったので、着くらいはありそうだと思って、必死で追った」と殊勲の小原騎手。7歳馬だが、「トモが弱いので、大事に使ってきたからね。この年だけど、ドンドン強くなっているし、これからが楽しみ。ボクも重賞を勝つのは(2002年小倉大賞典のタマモヒビキ以来)久しぶりだから」と笑顔が弾けた。
気になる次走は未定だが、アンタレスS(GIII 京都ダ1800m 4月27日)が有力だ。「使うところがないので、ここを使って放牧へ出す予定だったけど、勝ってしまったからね。賞金が加算できたし、ダートの重賞路線へいくことになるでしょう」とジョッキー。
母ナナヨーウイングは1999年のメジロドーベルが勝ったオークスでの2着馬。この馬も「距離が長くなって、安定してきた。決め手は一線級に入ってもヒケを取らないと思う」というだけに、目が離せない。