まだ一戦のキャリアですが、その新馬戦が他馬を子ども扱いするほどの余裕の走り。外枠からスタートをバッチリ決め、道中は前を見ながら5番手を追走。若干テンションが高かったみたいですが、しっかりと折り合って運べました。4角3番手から直線を迎えても、手綱は持ったまま。残り1Fで鞍上が軽く追い出すとグイグイ脚を伸ばし、2馬身半差の楽勝でした。
勝ち時計は新馬としては極めて優秀な1分34秒9で、上がり3Fも軽く34秒8。しかも、競馬を教えながら大事に乗っていましたし、目いっぱいの力ではないですから、本当の爆発力はこんなものではないでしょう。
まだ体に緩さがあり、追い切りが強くできない状況。現段階では目イチの態勢に仕上げることはできませんが、少なからず前走を叩いた上積みは見込めます。高速決着を経験、結果を出している強みもありますし、前走を観ても広いコースでの戦いはプラスになることでしょう。大物ぶりを披露し、2歳チャンプへの階段を上ります。