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ダルビッシュ終戦も誇れる成績

 ダルビッシュ有投手(26=レンジャーズ)の今季シーズンが、すべて終わった。

 ア・リーグ西地区において、逆転でアスレチックスに地区優勝をさらわれたレンジャーズは、ワイルドカードゲームに回り、10月5日(日本時間6日)、東地区2位のオリオールズと対戦。先発したダルビッシュは6回2/3を投げ、5安打3失点(自責点2)と試合はつくったが、打線の援護に恵まれなかった。試合は1-5でレンジャーズが敗退し、地区シリーズ進出はならなかった。ダルビッシュは負け投手となり、今季シーズンが終了した。

 ダルビッシュは「全体的に制球は良かった。試合もつくれたし自分自身としては良かった。ただこういう試合なので、勝つことしかない。こういう試合になってみんなと同じ気持ち。こんなに早く終わるとは。今は終わったばかりだから何も考えていない。マラソンを走れと言われて、スタートした時に止められた感じ。終わった感じもない」とコメント。

 ロン・ワシントン監督は「相手のいい投球に対し、ヒットが出なかった。ダルビッシュはいい仕事をしてくれた。試合をつくってくれたが、援護できなかった」とかばった。

 今季のダルビッシュは29試合に登板、191回1/3を投げ、16勝9敗(勝率.640)、奪三振221で、チームでは18勝(11敗)をマークしたマット・ハリソン投手に次ぐ成績で、レンジャーズの主戦投手の地位を確固たるものにした。

 日本人投手の1年目としては、07年の松坂大輔投手(レッドソックス)が32試合、204回2/3投球、15勝12敗(勝率.556)、防御率4.40、奪三振201の成績を収めたが、今季のダルビッシュは、それを上回り、十分に誇れる内容だった。

 残念ながら、95年に1年目の野茂英雄(当時ドジャース)が自身のMLBでの自己最多となる236奪三振を記録。ダルビッシュは、この数字には及ばなかったが、来季以降の目標となりそうだ。

 球宴後の夏場の不振、終盤の首痛での登板回避は惜しまれるが、来季のさらなる飛躍に期待が懸かる。ぜひ、日本人投手初の20勝を目指してほしいものだ。
(落合一郎)

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