メンバー5人はおのおの、ジャニーズ事務所の後輩と親睦がある。その会が“兄貴会”と命名されているのは、櫻井だ。後輩が「兄貴」と慕っているのが由来だ。会員はKAT-TUN・上田竜也、Kis-My-Ft2・千賀健永、櫻井と同じく慶應ボーイのSexy Zone・菊池風磨、同じ高学歴インテリのジャニーズWEST・中間淳太ほか。なかでも、千賀は、櫻井への愛が別格。ゆえに、ある人気お笑い芸人に失礼な態度を取っている。
事情に詳しい女性週刊誌の記者は言う。
「その相手は、よゐこの濱口優さんです。濱口さんは、キスマイがメジャーデビューした翌年(12年)からおよそ2年にわたって、テレビ朝日系の冠番組を通じて、バラエティ番組のイロハを体に叩きこんだ師匠。プライベートでも優しく、千賀くんには、自分と同じ高級皮をあしらった長財布を贈っています。でも、彼はそれを使っていません。その半年後、櫻井くんから誕生日プレゼントで財布をもらったからです」
濱口は、千賀から私物の財布をホメられた。そこで、こっそり知人のデザイナーに頼んで作ってもらった。プレゼントした瞬間は当然、大喜びされた。しかし、千賀は最終的に濱口ではなく、櫻井を選んだ。それにはワケがある。2人は、ジャニーズの先輩・後輩である前に、道しるべだったからだ。
千賀の実母は、美容関係の会社を経営するキャリアウーマン。幅広いコネクションの1人に、櫻井の実母がいた。その関係で、小学生のとき、地元・愛知に訪れた嵐のコンサートを鑑賞。その後、親が携わっていた飲食店が、嵐の宿泊先に出張して、打ち上げパーティーで食べ物を提供したため、その場にも同行した。コンサート会場、控室、ホテルで嵐ざんまいとなった千賀は、すっかり“櫻井信者”に。幼いころから培ったダンススキルを生かすため、ジャニーズの門を叩いた。
そんなキスマイは、今年に入って絶好調で、2月にはインターネット配信で新番組「キスマイどきどきーん!」がdTVでスタート。ジャニーズタレントが同局に出演するのは初だ。4月には、レギュラー番組「10万円でできるかな」(テレビ朝日系)がゴールデンタイムに初進出。キスマイにとって、レギュラー初のゴールデンだ。その4月には、藤ヶ谷太輔主演ドラマ「ミラー・ツインズ」がスタート。5月31日には、玉森裕太の主演映画「パラレルワールド・ラブストーリー」の公開を控える。
愛しい愛弟子たちの活躍を、濱口は自分のことのように喜んでいるに違いない。財布の恨みはもう晴れた!?
(伊藤由華)