電通は14日、桜井俊執行役員が取締役に就任すると発表した。桜井氏は元総務省事務次官で、人気アイドルグループ「嵐」の櫻井翔の父。2018年1月に電通の執行役員に就任していた。3月の株主総会を経て就任が決定する。
この報道を受け、否定的な感情を持つ嵐ファンも少なくないようだ。
「完全な天下り」「ファンだけど、嵐は五輪開会式に関わらないで」「嵐が活動休止しても櫻井くんは後ろ盾が万全。しらける」「翔くんのCMが一気に増えたらウケる」「翔くんファンだけどこの天下りはいただけない。もう十分稼いだだろうに。息子も稼いでるんだし。妹弟も便乗してる感がしてイヤ」など、ネットを見る限り歓迎ムード一色ではないようだ。
とはいえ、報道を好意的に受け止めるファンももちろん存在する。「妬み嫉みが凄いけど、父さんも櫻井翔も別々の世界で頑張ってきてどっちも凄い」「これで櫻井翔は無敵!」「翔くん、マジで少女マンガのヒーローみたいなお家柄」と喜ぶコメントも見受けられた。
桜井俊氏は東大法学部から1977年に旧郵政省に入省。総合通信基盤局長などエリートコースを着実に歩んで、総務省事務次官に。2016年に退官していた。
桜井家は長男の翔をはじめとして、長女は日本テレビのディレクター、次男が電通社員といわれている華麗な一家だ。俊氏が電通取締役に就任すれば、長男・翔のマスコミへの影響力は盤石なものになるとの見方が強い。
「大野智の異例の“休職”がジャニーズ事務所に許されたのも、櫻井の力ではとの噂があります。俊氏の取締役内定はジャニーズ事務所も把握していたはず。櫻井が口にしなくても何かしらの“忖度”があったとのでは、と囁かれています」(芸能ライター)
俊氏は2015年末の電通の新入社員過労死を受け、執行役員として労働環境の是正に尽力した実績がある。図らずも、息子の職場環境にまで影響を与えていたのかもしれない。