これを受け、『東京スポーツ』(東京スポーツ新聞社)のウェブサイトである「東スポWeb」は、『スマイリーキクチ 女子生徒を自殺に追い込んだ「殺すぞ!」恫喝教師の個人情報流出を予告』と題し、「教諭の個人情報が晒される」の部分を強調して報道している。これには、ネット上では「これはスマイリーさんがただの悪人みたいになってる」「さすがにこれはひどい」といった声が聞かれた。
それでもスマイリーキクチの言葉は、一見すると真意をつかみづらいのも確かである。「コピペやリツイートは連帯保証人」という例えも、いわばデマの書き込みをコピペ、リツイートした人は罪に加担することになり、心の借金を背負うという意味なのだろうが、即座に意味は取りにくい。ネットで瞬間的に反応するのではなく、あえて立ち止まって意味を考えるよう促しているのだろうか。
スマイリーキクチは、ある事件の犯人であるとして、インターネット上にわたって長期間にわたって誹謗中傷を受け続けた経験を持つ。これをもとに著作『突然、僕は殺人犯にされた:ネット中傷被害を受けた10年間』(竹書房文庫)を上梓したほか、現在はインターネットの危険性などをテーマとする講演活動も行っている。
スマイリーキクチはネットの書き込みも熱心に行っており、時事ニュースに対するコメントも多い。ただ、これに関しては「最近のスマイリー自分の経験以上の話しすぎじゃね?」「何にでもご意見番的に振る舞うのはいかがなものか」といった声も聞かれた。本業のお笑い芸人ではない「ネットご意見番」になりつつあるスマイリーキクチの姿に賛否両論はありそうだ。
記事内の引用について スマイリーキクチのツイッターより https://twitter.com/smiley_kikuchi