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NHK紅白、録画出演OKで発生するある危険性

 紅白に出演するのではと盛んに言われ始めているのが、中森明菜。歌手活動には4年以上のブランクがあり、体調面を考慮して録画出演とも言われているが、この録画出演は手にしてはいけないパンドラの箱だという。

 来年には約4年ぶりにシングルとアルバムをリリースすることが決まった明菜。極秘に海外でレコーディングをしていた。ある音楽関係者は「11月にNHKの『SONGS』に昔のインタビューとVTRを交えてオンエアし、番組最後には来年早々にも第二弾を告知しましたが、今回のレコーディングにはNHKのカメラが付いているそうです。いまの紅白スタッフは『SONGS』出身でこの関係で直接、明菜と交渉に当たっているそうです」。

 明菜が休業しているのは体調面の不安からだが、そのため「録画で出演でも」という交渉になっているといわれている。今年からは紅白スタッフをはじめ、NHKの人事も新体制になって初めての紅白ですから、一つでも多くの目玉が欲しいはず。なりふり構ってはいられないのだろうが、「これをOKしてしまえば、来年以降、大変ですよ」とはある芸能プロ関係者。

 これまで紅白は海外アーティスト以外は基本的に「生で歌う」というスタンスを取ってきた。それが海外からの中継でもそのスタンスだったのだ。だからこそ、歌唱時間のオーバーや歌詞の間違えなど、様々なトラブルという「伝説」が生まれてきたのだが、「日本人アーティストで録画OKなんてことになれば、間違いなく『録画なら出る』と言い出すアーティストは増える。大物になればなるほど、『録画がいい』というスタンスでくるし、それじゃなきゃ出ないといいだすでしょう。いずれはNHKホールで歌うのは『小物』。録画で歌えれば『大物』なんて棲み分けも出来てしまいます。こうなったら番組がなりたちませんよ。大晦日に歌う必要もないんですからね。録画というのは紅白が手にしちゃいけないところなんですけどね」と同関係者。

 仮に今年、明菜が録画出演となったからといって、すぐにそういう事態になるということはないだろうが、その危険は大いにはらんでいるということだ。

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