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死の直前まで表舞台に出る役者魂! 個性派俳優・原田芳雄さん死去

 個性派俳優の原田芳雄さんが19日午前、肺炎のため東京都内の病院で死去した。享年71。東京都出身。劇団俳優座に入り、1968年にテレビ時代劇『十一番目の志士』と映画『復讐の歌が聞える』に出演。映画『反逆のメロディー』(1970年) などアウトロー役で人気を集めた。

 原田さんは『ツィゴイネルワイゼン』(1980年)、『陽炎座』(1981年)など鈴木清順監督作品でも独特の存在感を示す。また、『歩いても 歩いても』(2007年)や『オリヲン座からの招待状』(07年)では年齢を重ねた男を熱演。08年11月に早期の大腸がんが発見され入院、手術を受けた後も俳優として活動を続け、テレビドラマ『火の魚』(09年NHK広島放送局)、『白洲次郎』(09年NHK)、『不毛地帯』(09年フジテレビ)、『新参者』(10年TBS)などに出演し、『高校生レストラン』(11年日本テレビ)が最後のドラマ(腸閉塞と誤嚥性肺炎で事実上の途中降板)となった。

 11日、都内の映画館で『大鹿村騒動記』(阪本順治監督=公開中)の完成披露試写会に車椅子姿で登場したのが最後となった。

写真:「不毛地帯」制作発表会

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