その一方、熱心なジャニーズからは、この「東京ドームでのお別れ会」に対し心配の声も多いという。7月12日に渋谷の自社ビルで行われた「家族葬」では、TOKIOや嵐、V6、木村拓哉といった所属タレントおよびジャニーズJr.ら約150人が勢ぞろい。お別れ会では、上記の150人にプラスして、スケジュールにより家族葬への参加が叶わなかった在籍者も数多く参加すると思われる。そのため、一般のファンにチケットを販売するとなると、熾烈なチケット争いは必至。ネットでは「各グループのファンが集まりすぎてパニックになりそう」「平日だしファンなら誰でも参加できる訳ではなさそう」との声のほか、「マスコミもたくさん来るだろうし、関係者だけでも数万人を超えているはずで、ファンが参加できるスペースは無さそう」との心配の声が相次いでいる。
事実、芸能人のお別れ会では、2018年には、青山葬儀場で行われた西城秀樹のさん告別式にて1万人超の業界人・ファンが集まったほか、2009年には、忌野清志郎さんのお別れ会では約4万2千人が青山葬儀場に集まったことがあり、大混雑となった。また、葬儀場以外でのイベントホールで行われた告別式で言うと、2017年に行われたアイドルグループ「私立恵比寿中学」のメンバー松野莉奈さんを偲ぶ「松野莉奈を送る会」がパシフィコ横浜で行われ、こちらも2万人以上のファンや関係者が会場に集まっており、お別れイベントにより、キャパを超えるファンが現地に集結することはそう珍しくない。
50年以上に渡り、芸能界の第一線を走り、数百万人ものジャニーズファンを作り上げてきたジャニー氏のお別れ会だけに、5万人が収容できる東京ドームでもその大きさは足りないと思われ、「何日かに日を分ける必要があるのでは?」との心配の声も一部ではあるという。
まさに空前絶後、史上最大規模となりそうなジャニー喜多川氏の「お別れ会」。人生最後のイベントは無事に行われるのか……?