10月17日、大阪府警はJR大和路線の久宝寺−天王寺間車内で、女性警察官(40)の下半身を触ったとして、奈良市内の男性会社員(48)を、府迷惑防止条例違反(痴漢容疑)で現行犯逮捕した。
被害に遭った女性警官は、車内が満員で動きがとれず、天王寺駅到着を待って男の右ひじをつかみ「警察です。一緒に降りなさい! 何でかわかるね」と一喝。天王寺署に突きだした。男は気圧されるままに逮捕され、調べに対し容疑を認めているという。
一方、お手柄の女性警官は私服で通勤途中だった。「そのため、男は被害者が警察官とは知らずに痴漢行為に及んだ」(全国紙府警詰め記者)というが、実はこの女性警官は、只者ではなかったのである。
「彼女は大阪府警捜査共助課に所属する警部補で、仕事熱心なことで有名な男まさりの敏腕係長。その上、柔道、剣道ともに初段の猛者なのです」(同)
ちなみに捜査共助課とは、指名手配犯の捜査が中心のセクション。普段はパトロールのような遊軍仕事が多いが、現行犯逮捕もお手の物。こんな強者に手を出した男は、まさに痛恨の極みで、“飛んで火に入る夏の虫”だったと言わざるを得ないわけだ。
もっとも、今回の逮捕で彼女の周辺には思わぬ騒動が持ち上がっている。
実はこの敏腕係長、昨年5月の出勤途中にも痴漢被害に遭っており、この時も犯人を現行犯逮捕している。そのため、地元マスコミの間では、「どれほど美人なのか?」との憶測が駆け巡っているのだ。
「40代で2度も痴漢に遭うこと自体が稀な話。さぞや魅力的な熟女と噂になっているんです。痴漢は容姿よりもスタイルや雰囲気に惑わされると言いますから、ナイスバディの持ち主だと漏らす者も多いのです」(在阪記者)
不謹慎だが、男なら確かに興味をひかれる話。そこで本誌は、大阪府警関係者に彼女の容姿を尋ねてみた。
「具体的な論評は、セクハラの恐れがあるので差し控えるが、府警内の多数派意見では『それなりの容姿』。『彼女なら3度目、4度目のお手柄があるかも』との声もあるほどだ」
どうやら男を迷わす女警官というのは、映画や小説の中だけのものではないらしい。できれば彼女にお目にかかりたいと思うのは、本誌だけではないはずだ。