同調査は2月9日〜20日にかけて、今春就職する全国の新卒男女1159名(男性=580人、女性=579人)を対象にインターネットを通じて実施された。回答者の平均年齢は22.9歳。
女性で首位に立ったのは、天海祐希で実に6年連続トップ。なかでも、同性である女性から圧倒的な支持を受けた。天海が評価された最大のポイントは「頼もしさ」で、「指導力」「姉御肌」も高い評価。
2位は仲間由紀恵で、昨年の5位から大きくジャンプアップ。同調査で2位になったのは、08年以来、7年ぶり。仲間といえば、昨年、脇役専門で格下ともいえる俳優・田中哲司と結婚したが、それがイメージアップにつながったか…。また、NHK連続ドラマ小説「花子とアン」での好演もイメージを引き上げたもよう。「親しみやすさ」「頼もしさ」「落ち着き」で高いポイントを得た。
3位は同調査の上位常連の真矢ミキ(昨年4位)で、特に「頼もしさ」で高い評価を得た。真矢は今春スタートの情報番組「白熱ライブ ビビット」(TBS)でMCに挑戦することが決まっている。新境地開拓で、さらなるランクアップが期待される。
昨年まで10位圏内に入ったことがなかったベッキーが、同性から圧倒的な支持を受け4位に食い込んだ。ベッキーが最大に評価されたのは「明るさ」だ。
以下、5位=滝川クリステル(昨年7位タイ)、6位=篠原涼子(同3位)、7位=松嶋菜々子(同7位タイ)、8位=真木よう子(同圏外)、9位=米倉涼子(同圏外)、10位=吉瀬美智子(同圏外)の順となった。
12〜14年まで3年連続2位だった江角マキコは落書き騒動が響いたのか、10位圏外に消えた。また、同ランキング常連で昨年9位タイだった菅野美穂は、堺雅人との結婚後、CM以外の仕事をセーブした影響が出たのか、圏外となった。
男性は11〜13年まで3年連続首位で、昨年2位だったジャーナリスト・池上彰が2年ぶりに首位返り咲き。池上はやはり「知性的」である点で大きな評価を得た。
2位には、昨年10位だったスポーツキャスター・松岡修造が急浮上。松岡は女性から高い支持を受けており、そのキャラでもある「熱血」が大きな評価をされた。CM出演も多く、かつての教え子である錦織圭(テニス)の活躍で露出が増えたことも、順位を上げた要因となったようだ。
3位にはタモリと長谷部誠(サッカー)が並んだ。昨年4位タイだったタモリは「笑っていいとも!」の放送は終了したが、「ヨルタモリ」(フジテレビ)、「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)などで、“らしさ”を発揮しており、「親しみやすさ」で高評価。一方、長谷部(昨年6位タイ)は群を抜く「頼もしさ」にポイントが集中した。
昨年首位だったイチロー(マーリンズ)は5位タイに降下。評価ポイントは、「実力」「頼もしさ」「指導力」だ。同じく5位タイの阿部寛(昨年8位タイ)は「頼もしさ」の評価が高い。
以下、7位=所ジョージ(昨年4位タイ)、8位=堤真一(同圏外)、9位=山中伸弥(京都大教授=同圏外)、10位=HIRO(EXILE=同圏外)の順となった。
昨年3位だった堺雅人は昨年、妻の菅野同様、仕事をセーブしたのが響いたのかランキングから消え、夫婦ともに10位圏外だった。
(坂本太郎)