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今、注目の爆笑ハーフ芸人! ぶらっくさむらい

 デニス・植野行雄が先陣を切っている、芸人界のハーフブーム。二番手についているのは、6月29日にオンエアされた『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)に出演した、マテンロウ・アントニーだ。 彼らに次ぐ若手有望核として今、注目されているのは、ソニー・ミュージックアーティスト所属のピン芸人・ぶらっくさむらい。

 母が日本人で、父がアフリカ・カメルーン人。しかし、アフリカに行ったことはなく、父と暮らしたこともない。生まれも育ちも、愛知県。同県内の大学まで、しっかり卒業している。現在32歳。キャリアはわずか、1年だ。では、それまでいったい何をしていたのか。

 およそ8年間、米国NYで過ごし、演劇学校で3年間、歌と演技を勉学した。卒業後は、映画やミュージカル、舞台などに出演するかたわら、シンガーソングライターとしても活動。アルバムも発表している。

 スキンヘッドで、濃厚顔。おもしろエピソードは、秀逸だ。たとえば。

 足が速いと思われがちだが、小中高はひたすら美術部。ギニア出身の黒人タレント、オスマン・サンコンと同じく、視力がいいと思われがちだが、左右ともに0.3。残念がられる人生だ。

 区役所に行くと、必ず通訳を呼ばれる。TSUTAYAの会員になるために保険証を出すと、「ご本人さましか使えません」と拒否される。それもそのはず。彼の本名は、武内剛だ。

 時には、得することもある。初対面の女性と話していると、「映画を観ているみたい〜」と、ウケがいい。そして、初対面の女性とハグをしても、ウケがいい。黒人というだけで、受け入れ皿が広くなるのだ。
 芸風は、ギター漫談、ものまね、ひとりコント。エンタメの最高峰であるNY仕込みだけあって、オールマイティーだ。特技は、「英語」。笑いのツボも、しっかり押さえている。(伊藤由華)

画像 https://twitter.com/@50takeuchi

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