−−初回から大盛況だったライブを終えた、今の感想は?
洋七「やっぱり、若いのとやるのは、楽しいねぇ。つい最近まで、オスカーに芸人がおることなんか、知らんかったんや。モデルや女優の事務所やと思ってたからね。でも、あると知って見て、若手だけでやるのもええけど、そこにない人間、おっさんが入ってもええやん」
−−このライブを通じて、今後何を伝えていきたいですか?
洋七「なんでもええから、世に出ろと。テレビでも、ラジオでもええから。で、売れてきたらね、ウケへんネタでもウケるようになるのよ。それで、つかみがOK」
−−ただ、今はネタ番組が苦境を強いられています…。
洋七「日曜夜に今田(耕治)らがやってるの(MBS系列『エンパレ』)も、3.7%とかで。視聴率は取れんけども、やってくれるのはうれしいことやけど、逆に取れんかったら、休むことも必要やね。そしたら、また観たくなるやん。『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系列)でも、視聴率もものすごいよくて、おもしろかったけど、いつかは飽きられるねん。だから、一時は休んで、またやれば。そのためにも、トークを磨けと」
−−本ライブの主旨は、まさにトーク力でした。
洋七「日本は4割がお年寄りの国やから、お年寄りも観るような番組ってなったら、トークが必要。『笑点』(日本テレビ系列)がなんでいまだに人気があるかって。お年寄りもテレビを観るし、あれぐらいゆっくりのほうが、わかりやすいんよ。深夜の時間帯やからって、若者向けっていうわけでもないねんから。今の年寄りは元気やから、夜中でも起きてるけど、観るもんがないって言うからね。昔は早寝早起きやったけど、眠たくなって寝るっていうのが、ストレスたまらんから」
−−親友のビートたけしさんとは、そんな話もしますか?
洋七「ちょっと前にTBSの番組(『日曜ゴールデンで何やってんだテレビ』)で、たけしと(石橋)貴明でロケ行って、いろいろしゃべったけども、『変わっちゃったなぁ、お笑いの種類が』って。笑いってね、変わっていくのよ。カレーライスはおいしいけど、2年間も毎日は食えんでしょ? そりゃあ、変わって当たり前やもん。ドラマが流行ればバラエティはなくなり、その逆もあり。腹いっぱい食わすからなぁ、芸能界は(笑)。お笑いがおもしろかったら、その番組をどんどんやるから」
−−洋七さんがオスカー所属になったということで、バラエティ部門が活性するのではないかと、期待を寄せてしまいます。
洋七「まあ、これから少しずつは、変わっていくかもわからんね。オスカーだけじゃなくて、若手芸人が違った出方をできればね。漫才ブームもそうやったやん。俺が、大阪の漫才は絶対に全国で流行るって思って、東京来たんや。そしやら、漫才ブームになったやん。漫才師が司会!? って最初は思われたけど、やったやん。何が当たるか、わからんのよ、芸能界なんて」
【次回ライブは、7月20日(土)、13時半開演で東京・新宿ネイキッドロフトで開催予定】