「君の名は。」は土日2日間で51万3000人を動員、興収7億円を稼ぎ、7週連続首位を獲得した。7週連続首位獲得は、14年3月から公開され、最終興収255億円を記録した「アナと雪の女王」が、5週連続の後に1度「名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)」に首位を明け渡し、その後10週連続首位を記録して以来。累計興収は145億6000円を突破し歴代興収ランキング10位、歴代邦画アニメーション4位のジブリ映画「崖の上のポニョ」の155億円が射程内に。まだまだ公開されそうで、200億円突破も視野に入ってきた。
2位はマット・デイモン主演の人気シリーズ最新作「ジェイソン・ボーン」。7日から全国416スクリーンで公開され、土日2日間で24万6617人を動員、興収3億4523万6800円を記録した。この成績は、最終興収16.5億円をあげた前作「ボーン・アルティメイタム」のオープニングを上回りシリーズ史上最高のスタートを切った。10日までの4日間では累計興収5億8560万7700円を記録している。
3位は「EXILE TRIBE」のエンタテインメントプロジェクトの劇場版第2弾「HiGH&LOW THE RED RAIN」。8日から全国313スクリーンで公開され、オープニング2日間で22万4000人を動員、興収2億9800万円を記録。10日までの3日間では動員29万8639人、興収3億8785万5300円を記録した。2日間の成績は、今年7月から公開され興収20億円を突破した第1弾「HiGH&LOW THE MOVIE」の興収比62.2%となった。
先週初登場4位だった福山雅治の主演映画「SCOOP!」は7位にダウンしたが、「メディア媒体での福山のプロモーション活動はすべて終了。メディア関係者からは高い評価だが、それ以外のファンの評価がイマイチで客足が伸び悩んでいる。このままだと、来週はトップ10から陥落しそう」(映画ライター)。
14日は西川美和監督の原作が直木賞候補作にもなった本木雅弘主演の「永い言い訳」、15日は朝井リョウ氏の直木賞受賞作を佐藤健、有村架純ら豪華キャストで映画化した「何者」などが公開される。