青い空間に無数の白い手が縦横無尽に飛び回っている異様な写真である。一体なぜこのような写真が撮られたのだろうか?
撮影された経緯をご紹介しよう。この写真は今年7月から8月に徳島県で開催されたお化け屋敷「阿波幻獣屋敷」の内で上映された「妖怪・山女」のミニPVのスチール写真である。
山女に扮しているのは女優・怪談師として活躍する牛抱せん夏で、山口敏太郎と事務所スタッフたちは山女のPVを撮影するため千葉県船橋市の某山へと出かけていた。
ロケ自体は順調に進んでいたのだが、現場では何やら奇怪な不気味な影がうごめいており牛抱をはじめ、スタッフ、山口敏太郎までもが「恐ろしいものを見た」と証言している。
このお話の顛末は、牛抱せん夏が自らの手で怪談「藁蛇(わらへび)」としてまとめ、怪談ライブなどで披露しているので興味のある方は是非ライブへお越しいただきたい。
さて、この写真であるが本当に心霊写真なのか、山口敏太郎事務所は主に関西で活躍している風水師・霊能者のあーりん女史へ鑑定をお願いした。
「今回の写真ですが、たくさんの手はご本人の手がブレて写っているものです。ですが、不可解な点はいくつか感じます。まず写真の人物を取り囲むように化粧の匂いがする女性、丸顔で髷を結った江戸時代っぽい男性の霊がいますね。そのほか自然の精などの気配もあります。ですが強烈な殺気ではなく、なにやら笑っている(あざ笑っている?)かのような雰囲気もあります。ただちに御本人に重大な危機をもたらすような恐ろしいものではないでしょうが、カメラなど霊が写っている画像を入れている機材に不具合をもたらす場合があるかもしれません」
とのことである。またあーりん女史と同じく強力な霊感を持っている牛抱も「背景に恐ろしいものが見える」と証言しており、やはり何かが写りこんでいる写真であるのは間違いがなさそうだ。
さて、あなたには何が見えますか…?
(山口敏太郎事務所)