4月15日、14の格闘技団体が取り組む東日本大震災チャリティープロジェクト「FIGHT FOR JAPAN(以下、FFJ)」の設立会見に出席した、K-1・谷川貞治イベントプロデューサーが口を開いた。
着手中の新体制については、今月末かゴールデンウイーク明けに発表できる見込み。今年の第1弾興行については、6月25日あたりに首都圏で開催すべく、調整に入っていることを明かした。6月大会は中量級のMAXシリーズで、日本トーナメントを予定。これまで、MAXはTBSが放送してきたが、同大会のテレビ中継は調整中のため未定。谷川プロデューサーは「テレビは新体制になってからやっていきたい。でも、時間的にまずはイベントをやっていかないといけなくなったので、今回はテレビのある無しに関わらずやります」とコメント。6月大会以降はヨーロッパや中国での開催をプラン中だという。
また、同会見に出席したDREAM・笹原圭一イベントプロデューサーは、5・29さいたまスーパーアリーナ大会の開催を発表。同大会は「バンタム級日本トーナメント」として行われ、同トーナメントには所英男ら8選手が出場。ワンマッチには青木真也、宇野薫らも参戦する。DREAMは昨年9・25名古屋大会以来、実に8カ月ぶりの開催となる。
一時は新体制づくりが難航しているとのウワサも立ったFEGだが、ようやく再開に向け動き出したようだ。
なお、FFJは賛同する団体が主催する興行において、ロゴ入りグッズを販売。国連ハビタットを通じ募金するなど、被災地への支援活動をしていく。現段階で合同興行の予定はないが、谷川プロデューサーは「活動の輪が広がって、やった方がいいということになれば、『Dynamite!!』みたいな大きなイベントがやれたらいいと思う」と含みをもたせた。
(ジャーナリスト/落合一郎)