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シネマレビュー「まぼろしの邪馬台国」

 吉永小百合主演の夫婦の物語である。
 昭和31年、博多。長浜和子と宮崎康平はNHK福岡で出会う。和子が担当する番組「九州の歴史」に、島原鉄道の社長であり、盲目の郷土史家として名のある康平が招かれたのだ。康平は邪馬台国の実像を知ることが日本人の起源を探ることであると力説する。破天荒な人柄に戸惑う和子だったが、康平は「島原へ来んしゃい」と誘う。この出会いが和子の運命を大きく変えることになる…。

 集中豪雨の際に土器を見つけ、邪馬台国探しを始め、やがて邪馬台国ブームを巻き起こした昭和の奇人・宮崎康平。彼を支え続けた和子。妻の夫への深い愛情を感じることができる映画である。
 世界的に大ヒットした映画「タイタニック」の主題歌を歌ったセリーヌ・ディオンが、「和子の生き方は私と一緒です」とコメントし、卑弥呼のシーンのテーマ曲を歌っている。
 宮崎康平の著書「新装版 まぼろしの邪馬台国」が原案。盲目であるが、たいへん生き生きしている康平役を竹中直人が熱演。存在感がすごい。監督は堤幸彦。

11月1日(土)ロードショー
配給/東映

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