ライブに着流しにアコギで現れた杉本、同じく着流しに腹巻き!? の矢野一成(Per)、「ストリートファイターに出てきそう(杉本)」な着物姿の扇愛奈(Piano)からなる「Acoustic杉本恭一」で始まる。杉本は「スージー甘金さんや横尾忠則さんに憧れて美術専門学校に入学するために上京したころには、50歳にこのようなライブをやるとは思いもしなかった。感謝しかない」とコメント。明け方には、同級生であるレピッシュボーカル・MAGUMI(マグミ)から、めったに着信することがない祝福メールが来たことも明かした。
続いて、宮崎洋一(G)、有江嘉典(B)、中畑大樹(Dr)との「Electric杉本恭一」。現在7枚目のソロアルバムをレコーディング中の杉本、5月にリリース決定済みで全国7カ所でのレコ発ツアーも予定されている(詳細は近日発表)。
最後は、2003年以来、10年ぶりとなるとなるバンド「analers(アナラーズ)」が一夜限りの復活。ベースの上田健司は「(プロデュースしている)若い子たちにバンド名を言うのに躊躇する」と観客を笑わせると杉本は「歌詞が『便所』(連呼)とか、思えば一番真っ当なパンクバンドだ」と自画自賛。さらに「次は『KYO1 / KYO100』だな」と50年後の誕生日イベントを公約、アンコールは出演者総出演で杉本の誕生日を祝った。
50歳にもパフォーマンスに衰えなど微塵も感じさせない杉本だが、50年後のライブについては「たぶん、きょうの出演者みんな死んでるやろ。マグミは生きてるかもしれんが(笑)」と終演後の楽屋で関係者たちを笑わせた。
■杉本恭一オフィシャルサイト
http://www.kyoichi-s.com/