メディアの調査・分析を行うニホンモニター社が「2014上半期タレント番組出演本数ランキング」を発表した。調査対象は、1月1日〜6月30日に出演した東京地区の地上波6局の番組。ナレーションや再放送は除外される。コンビ(グループ)で出演した場合は、単独との合算で集計された。
男性タレントのトップに立ったのは朝の情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ)のMCを務める設楽で349本。単独での出演が173本、コンビでの出演が176本で、ほぼ同数。設楽は「ノンストップ!」の他、「奇跡体験!アンビリバボー」(フジ)、「世界にひとつ ミラクルレシピ!」(テレビ朝日)などのレギュラー番組をもっている。
設楽は同調査で、12、13年と出演番組数で年間王者に輝いており、「ノンストップ!」のMCを降ろされるか、同番組が打ち切りにならないかぎりは、3年連続王者となるのも有力だ。相方の日村勇紀は217本(単独41本)で男性15位。
男性の2位以下は、2位=国分太一(TOKIO)=332本(同299本)、3位=有吉弘行=281本、4位=加藤浩次=273本、5位=春日俊彰(オードリー)=242本(同69本)、6位タイ=若林正恭(オードリー)=241本(同68本)、6位タイ=テリー伊藤=241本、8位=ビビる大木=229本、9位=羽鳥慎一アナ=227本、10位タイ=後藤輝基(フットボールアワー)=225本(同134本)、10位タイ=斉藤慎二(ジャングルポケット)=225本(同95本)となっており、お笑い勢が大挙して占めた。
一方、女性タレントでは大久保が215本(同182本)でトップ。2位の近藤春菜(ハリセンボン)=211本(同25本)とわずか4本差。帯番組のレギュラーをもっていない大久保が1位になったのは驚異的。昨年まで2年連続年間女王だった近藤にとって、3年連続女王になるためには、下半期が正念場となりそうだ。
女性3位以下は、3位=小島瑠璃子=201本、4位=関根麻里=196本、5位=箕輪はるか(ハリセンボン)=194本(同8本)、6位=黒柳徹子=171本、7位=SHELLY=169本、8位=ベッキー=166本、9位=指原莉乃(HKT48)=162本(同109本)、10位=西川史子=157本。
また、13年上半期と比べて、14年上半期で大きく番組出演本数が増えたタレントのランキング「ブレイクタレント」部門は、坂上忍が162本増でトップ。以下、2位=中村アン=118本増、3位=IVAN=84本増、4位=みかん=60本増、5位=アントニー(マテンロウ)=53本増(同35本増)、6位=関口メンディー(EXILE)=43本増、7位=ヒロミ=34本増となった。
さらに、同社では6局の局アナの出演本数も調査(フリーアナは除く)。男性アナウンサーの1位は、高瀬耕造アナ(NHK)で452本。NHKをあまり視聴しない人にはなじみがないだろうが、高瀬アナは平日正午のニュースキャスターを務めている他、午前11時、午後1時、午後6時の定時ニュースを担当している超働き者。2位もNHKの井上二郎アナで332本。井上アナは土日祝日の正午のニュースを担当している。
以下、3位=林克征アナ(テレビ東京)=224本、4位=赤荻歩アナ(TBS)=221本、5位=池田達郎アナ(NHK)=218本、6位=榎並大二郎アナ(フジ)=212本、7位=倉田大誠(フジ)、8位=枡太一アナ(日テレ)=189本、9位=平石直之アナ(テレビ朝日)=186本、10位=野沢春日アナ(テレ東)=167本。
女性アナウンサー部門は、1位=森富美アナ(日テレ)=372本、2位=吉田明世アナ(TBS)=267本、3位=山崎夕貴アナ(フジ)=251本、4位=加藤綾子アナ(フジ)=231本、5位=鷲見玲奈アナ(テレ東)=229本、6位=小熊美香アナ(日テレ)=224本、7位=枡田絵理奈アナ(TBS)=211本、8位=三上真奈アナ(フジ)=208本、9位=水卜麻美アナ(日テレ)=205本、10位=佐藤渚アナ(TBS)=194本となっている。NHKでは松村正代アナが180本で、テレ朝では竹内由恵アナが155本でトップ。
(坂本太郎)