どの陣営もチャンスに虎視眈々。その中でマヤノグレイシーに白羽の矢を立てた。8歳馬だが、度重なる休養(合計3年4カ月)でキャリアは<6326>と4歳馬並み。無理使いされていないから、心身とも若い。
8歳のここまで辛抱強く使ってきたのを見ても、この馬にかける関係者の期待のほどがうかがえる。一時代を築いた名牝ビクトリアクラウンの近親という、血統的な裏づけもあり本来なら、とっくの昔に重賞の1つや2つ勝っていて不思議はない。
果報は寝て待てというが、ついに千載一遇のチャンスが到来した。<2100>と群を抜く“鉄砲”実績に加えて、ハンデ54kgなど勝利のお膳立ては整っている。