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騒動の陰で…元大関照ノ富士に迫る十両陥落の危機

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このまま番付は下がる一方なのだろうか。

 横綱鶴竜の8場所ぶりの優勝もさることながら、貴乃花親方の物議を醸す一連の行動や十両・貴公俊の暴行問題など、土俵外で話題を集めることも多かった今年の3月場所。一方、そのような話題の裏で、元大関の照ノ富士がまたもや番付を下げることになってしまっている。

 昨年の9月場所で大関から陥落して以降、場所を追うごとに番付が下がり続けていた照ノ富士。迎えた3月場所は遂に幕内からも追われ、大受・雅山・把瑠都以来4人目となる“大関経験者の十両”として臨む場所となった。しかし、長年に渡る膝の怪我の影響はあまりにも大きいのか、この場所も6勝9敗で負け越し。1場所での幕内復帰とはならなかった。

 溢れんばかりの怪力を武器に、2015年5月場所では賜杯も手にしている照ノ富士。この優勝を決定打に大関昇進を果たした際には、そう遠くない未来の横綱昇進を予想したファンも多かっただろう。

ただ、同年の9月場所で右膝に怪我を負って以降、その強さはすっかり鳴りを潜めてしまっている。現に照ノ富士が最後に2ケタ勝利を挙げたのは昨年の5月場所が最後で、次の7月場所から今年の3月場所まで5場所連続で負け越しが続いている。

 3月場所で負け越してしまったことにより、次の場所となる5月場所は十両中位から下位の番付になることが予想される照ノ富士。今後もこのような成績不振が続くようならば、幕下へ落ちるのも時間の問題だろう。

ちなみに、大関経験者の名前が幕下の番付に載るということになれば史上初の出来事となる。前述した大関経験者の十両3人は、全員そのような状況になる前に現役を退いており、実際に幕下の番付に名前が載るということにはなっていない。

 ほんの数年前までトップレベルの実力を誇っていた力士が、今や関取の地位も危うくなっているという現状はあまりにも寂しい。来場所は少しでも復調の兆しを見せてくれることを願うばかりだ。

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