19日の放送では、同日朝に発売されたスポーツ紙6紙中3紙が、宮迫が引退する可能性に言及した記事がトップを飾ったこと、また13時には吉本興業から宮迫のマネジメント契約を19日付で解消する旨のFAXが送られてきたことを受け、速報として報じた。
安藤優子キャスターは「事務所は離れるがタレント活動を続けていくのか?」と疑問を抱いていたが、スポーツニッポンのデスク・鈴木美香氏によると、騒動が大きくなり多方面に迷惑をかけたことへの反省と、自身が引退する代わりに後輩芸人を復帰させたいという願いから引退の意向を強く持っており、今のところ会見の予定はないとのこと。
また番組では、同日発売の雑誌「FRIDAY」(講談社)で、約3年前に宮迫が反社会的勢力の飲み会に参加し、お金をもらって場を盛り上げる“ギャラ飲み”を行っていたという写真と記事が掲載されたことも取り上げた。一緒に写っていた男が金塊強奪事件の主犯格だという記述があり、4人組のうち1人と知り合いだったという宮迫は、彼らの職業を知っていたはずという。
コメンテーターの木村太郎は、「彼(宮迫)は蟻地獄にはめ込まれた」とコメント。最初はファンを装って写真をねだられ、お車代として現金を渡され、知り合いなってしまい、最後には写真を公開されるという流れで、宮迫自身が利用されていると述べた。
安藤キャスターは「芸人さんは芸を売っているはずなのに、一緒に飲んだだけでお金をもらうという“ギャラ飲み”っていうのが常識を外れていると思う」「和彫り(入れ墨)している人と写真撮りますかね?」と首をかしげた。それに対し高橋克実や木村は「(芸能人である)あなたを電車で帰らせられないとかいって(お金を)握らせてくるんですよ」「写真も怖くて断れないですよね」と指摘した。
ジャーナリストの石原行雄氏は、「ただ声をかけられて写真を撮られただけならば、FRIDAYほどの雑誌は報じない」「断れないならそれこそ『事務所から禁止されてるんです』と事務所を利用すればいい」と、はめられないための対策を述べたが、高橋らは反社の怖さを語ることに終始していた。
この内容に視聴者から「京アニ火災より先に(ニュースを)持ってきたのに、宮迫アゲかよ」「金もらってない、反社とは知らなかった、それが全部嘘だったってのが問題なんだろ?」「後輩のためにっていう美談にしようとしてない?宮迫の引退と後輩関係ないだろ」「やっぱりフジは擁護なんだよなぁ」といった声が相次いだ。
会見を開かない宮迫は「逃げている」とも言われている。反社に一方的にはめられたように演出し、被害者扱いで報道するのは視聴者に嫌悪感を与えるだけだったようだ。