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イチロー ようやく100安打到達も2年ぶり200安打達成は絶望的!?

 今季、不振にあえいでいるマリナーズ、イチロー外野手(38)が7月18日(日本時間19日)、カウフマンスタジアムでのロイヤルズ戦で、ようやく100安打に到達した。出場91試合目での到達はMLB入りして以降、最も遅いペース。

 昨季、184安打、打率.272で、米国に渡って以来続けていた200安打、3割は10年でストップした。今季は3番打者でスタートしたが、得点圏打率の低さ、打点の少なさが原因で、6月から定位置の1番打者に復帰。しかし、イチローの調子は上がることはなく、19日(同20日)現在、92試合出場、388打数103安打で打率は.265と低迷。

 もはや、この成績では2年ぶりの3割は無理といってよく、そうなれば残る希望は200安打達成となる。今季、ここまで出場1試合当たりの安打数は1.12本。残り68試合で、このペースのままなら、179安打にしかならない。200安打に到達するには、今後1試合平均1.43本のハイペースが必要となる。

 過去最高のペースで安打を放ったのはMLBシーズン最高安打262本(161試合)を記録した04年。この年は自身のメジャー最高打率(.372)をマークし、2度目の首位打者を獲得したが、1試合平均1.63本だった。打率.350(242安打)で初の首位打者となった1年目の01年は、1試合平均1.60本。2番目に高い打率.352をマークした09年は、225安打(146試合)で1試合平均1.54本。

 しかし、それはイチローが全盛期の頃の話で、10年は162試合で214安打(平均1.32本)、昨季は161試合で184安打(平均1.14本)、今季は現時点で平均1.12本と、年々ペースは落ちており、衰えは明らか。

 仮に今後、イチローが全盛期のハイペースを取り戻し、1試合平均4打数以下で200安打に到達すれば、ギリギリ3割も見えてくる。だが、これはあくまでも机上の計算。この2年のイチローの状態を見るにつけ、200安打達成は極めて厳しいといわざるを得ない。
(落合一郎)

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