4月期の同枠「天皇の料理番」(佐藤健主演)は全話平均視聴率14.9%(数字は以下、すべて関東地区)をマークするヒットとなり、木村拓哉主演「アイムホーム」(テレビ朝日)の14.8%を上回り、同クールの民放連ドラで最高の視聴率を挙げた。
それに続けとばかりに、「ナポレオンの村」もTBSの大きな期待を担って放送されている。原案は「ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?」(高野誠鮮著)で、東京都庁から消滅寸前の限界集落である東京の西の果て・神楽村を建て直そうと、星河市役所に赴任したスーパー公務員・浅井栄治(唐沢)が、村を変えていくサクセストーリー。相棒の市役所職員・岬由香里役には麻生久美子、福本純也市長役には沢村一樹が起用されている。
初回こそ12.7%と、まずまずだったが。第2話で7.4%と急落。第3話は9.1%とやや持ち直したものの、第4話(8月16日)は8.5%と再びダウンし、3話連続1ケタ台と伸び悩んでいる。「世界陸上」中継のため、放送は2週休みとなり、第5話は9月6日オンエア。連ドラとしては、中3週のブランクは痛いところで、これが視聴率に、どう影響するか?
杏主演「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ/水曜午後10時〜)第6話(8月12日)は14.3%で、前週より0.7ポイント上げ、好調を維持。
AKIRA主演「HEAT」(フジテレビ/火曜午後10時〜)第6話(同11日)は2.8%で、今世紀にプライム帯の民放地上波(テレビ東京除く)で放送された連ドラ史上ワースト記録を更新した。
西内まりや主演「ホテルコンシェルジュ」(TBS/火曜午後10時〜)第6話(同11日)は8.2%で、前週より0.3ポイントアップ。
仲間由紀恵主演「美女と男子」(NHK総合/午後10時〜)第18話(同11日)は4.9%で、前週より0.2ポイントダウン。
東山紀之主演「刑事7人」(テレビ朝日/水曜午後9時〜)第5話(同12日)は、前週より2.8ポイントの大幅ダウンで6.6%となり、過去最低。
堤真一主演「リスクの神様」(フジテレビ/水曜午後10時〜)第5話(同12日)は4.8%で自己ワースト。
蓮佛美沙子主演「37.5℃の涙」(TBS/木曜午後9時〜)第6話(同13日)は5.3%で過去最低。
北川景子主演「探偵の探偵」(フジテレビ/木曜午後10時〜)第6話(同13日)は6.5%で、これまた自己ワースト。
芳根京子主演「表参道高校合唱部!」(TBS/金曜午後10時〜)第5話(同14日)は4.8%で5%割れし、過去最低を更新。
2週ぶりの放送となった池井戸潤原作の深夜ドラマ「民王」(遠藤憲一&菅田将暉主演/テレビ朝日/金曜午後11時15分〜)第3話(同14日)は4.8%で、前週より2.2ポイントダウン。
松山ケンイチ主演「ど根性ガエル」(日本テレビ/土曜午後9時〜)第6話(同15日)は7.0%で、前週と同じ。
窪田正孝主演「デスノート」(日本テレビ/日曜午後10時30分〜)第7話(同16日)は11.6%で、前週より1.4ポイントアップし、2週連続2ケタ台。
福士蒼汰主演「恋仲」(フジテレビ/月曜午後9時〜)第5話(同17日)は11.8%で、前週より1.0ポイントアップ。初回、第2話と1ケタ台が続いたが、第3話から巻き返して3週連続2ケタ台。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(井上真央主演/日曜午後8時〜)第33話(同16日)は12.6%で、前週より0.4ポイントアップ。ここまで上がったのは、第17話(4月26日)の12.6%以来で、実に約4カ月ぶり。
NHK連続テレビ小説「まれ」(土屋太鳳主演/月〜土曜午前8時〜)第20週(8月10日〜15日)は18.5%で、自己ワーストだった前週より0.4ポイント上げたが、過去3番目に悪い週となった。
また、堀北真希主演の戦後70年ドラマスペシャル「妻と飛んだ特攻兵」(テレビ朝日/同16日午後9時〜11時24分)は9.1%にとどまり、2ケタ台には届かなかった。
(坂本太郎)