同ドラマは、初回は10.4%と2ケタ台のスタートだったが、第2話は裏で堺雅人主演の「Dr.倫太郎」(日本テレビ/水曜午後10時〜)が放送開始した影響もあり、7.5%と降下。その後、第3話=7.5%、第4話=7.8%と7%台が続いたが、第5話では5.3%まで落ち込んだ。以降、第6話=6.1%、第7話=5.2%、第8話=5.1%、第9話=5.3%と低迷が続き、全話平均は6.7%にとどまった。
ライバル番組の「Dr.倫太郎」は当初の予想ほど、数字が獲れておらず、12〜13%台が多いが、それでも「心がポキッとね」は低空飛行が続き、TBSの「水曜日のダウンタウン」(水曜午後9時56分〜)にも完敗を喫した。
80年代後半から、出演ドラマで高視聴率を連発した山口は“連ドラクイーン”として君臨。96年4月期に木村拓哉と共演した「ロングバケーション」(フジテレビ)は、最終回で36.7%を記録するなど、平均29.6%の高い視聴率をマークし、“伝説のドラマ”となった。
しかし、95年に唐沢寿明と結婚したことで、その後、仕事をセーブ。12年10月期の「ゴーイングマイホーム」(フジテレビ/阿部寛主演)で、ヒロイン役で約16年半ぶりにドラマ出演したが、全話平均7.2%と惨敗していた。
「心がポキッとね」はそれ以来、約2年半ぶりの連ドラ出演となったが、今回も低視聴率に終わった。“高視聴率女優”と呼ばれた山口だが、それはもはや過去の話。低視聴率で、「心がポキッ」と折れてしまったか!?
それは、主演の阿部も同様。11年4月期のヒットドラマ「マルモのおきて」(フジテレビ/芦田愛菜とのW主演)以来、4年ぶりの連ドラ主演だったが、予想以上の低い数字で「心がポキッ」っといってしまったに違いない。
(坂本太郎)