同イベントは、2013年から政府の関係省庁が連携して行われているキャンペーンの一環で開催。詐欺防止を意味する「防サギ」隊長に任命されたたい平は「自分の両親も80歳を過ぎて健在です。自分たちの人生の先輩が詐欺にかかって、これまでに蓄えたお金が悪い人にわたってはいけない」と強調。「これからの人生を楽しむためのお金が悪い人たちにわたらないように一生懸命頑張って参ります!」とやる気十分。続けて、「『次に電話がかかってくるのは私のところだ』、それぐらいの身構えでぜひ詐欺にかからないようにしてください。僕も協力してみなさんの素敵な人生をバックアップしたいと思います!」と力強く意気込んだ。
また、囲み取材で身近なところで起こった詐欺について問われたたい平は「実際、(三遊亭)小遊三師匠のお姉さんがいらっしゃって。電話が(小遊三の)お家にもかかってきてるんですよ」と、『笑点』(日本テレビ系)メンバーの周りでも詐欺電話があったことを明かした。「(小遊三師匠の)お姉さんは日頃からそういう情報をいろいろと持っているので、“おかしいな”と思って『あんた誰よ!』って言ったら、最後『クソばばぁ!』って言って(電話を)切られたらしい」と、きっぷのいい切り返しで事なきを得たようだ。
また、『笑点』メンバーの中で誰が詐欺に遭いやすそうか問われると「一番引っかかりやすいのは春風亭昇太ですよ。一人で暮らしてますからね、家族や身近な人がいないわけですよ」と独身の昇太にチクリ。また、昇太が結婚する可能性について聞かれると「それはちょっとあの…詐欺にかかる率よりも低いですね。結婚詐欺に遭わないようにってトコでしょうね」と毒を吐いて再び笑わせた。
最後に“防サギ”にまつわる謎かけをリクエストされたたい平。しばらく考えてから、「“防サギ”とかけて、風邪を撃退する体とときます。(その心は)絶対にかからないぞ」と言い終えて一度は退いたのだが、納得がいかなかったようで「いいのできました〜!」と再び現れ、仕切り直し。今度は「“防サギ”とかけまして、稲刈りの終わった田んぼとときます。その心は…今日、詐欺(サギ)が来るかもしれない」と、最後は落語家らしくキッチリと締めた。