新事務所移転に伴い、IGF旗揚げ2周年を迎えた猪木。8・9有明大会まで約40日と迫ったこの日、参戦第1号選手として高山の名前を発表した。
高山といえば、3・15広島大会で小川とタッグマッチ(高山&モンターニャ・シウバVS小川&ザ・プレデター)で対戦。試合後も大乱闘を繰り広げしこりが残っている。それだけに「高山選手に関しては、せっかく小川との因縁が生まれたので、とにかく暴れ回ってほしい」と再戦を要請。
猪木自身は両者に一騎打ちを促していたが「波紋の起き方が地方と東京では違う。点が線になりずらい状況ですけど、いかにして波紋を大きくしていけるか。若い人たちが夢のカードを作ってくれれば」と今回のマッチメークに関しては参加しない意向を示した。
とはいえ、一騎打ちの機運は否が応でも高まっており「どういうマッチメークになるのか」と期待を寄せている。
主軸になるのは、高山VS小川だが参戦選手はそれだけではない。WWEを解雇された4、5人の選手からロサンゼルスにいるサイモン猪木氏のもとに連絡が入っており「これまでは選手を呼ぶのが大変だったけど、逆に選手からのオファーが多くなっている。ここ数週間で決められると思います」と新戦力拡大にも力を入れているようだ。
昨年8月以来となる東京開催で帝王と暴走王の遺恨決着戦は実現するのか。両者の反応に注目が集まる。
◎事務所移転
IGFの事務所が旗揚げ2周年を迎えるにあたり移転したことを発表した。
これまでは銀座に構えていた事務所だが、旗揚げ記念日のこの日、新橋に引越ししたことを発表。さらにイノキ・ゲノム・フェデレーション株式会社からIGF株式会社に会社名を変更した。
以前の事務所には無かった社長室も備わっており「社員が少しでも仕事がやりやすい環境になればということで開くことになりました。(以前は)あんまり来ることはなかったですけど、これからちょくちょく来るようにしなきゃいけないなと」と、猪木は社長業にまい進することを誓っていた。