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オリックス・水本監督代行、西武に痛い負け越しに「粘っていくという気持ちを絶対に忘れないでほしい」

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オリックス水本勝己監督代行

【オリックス・バファローズ戦績 8.23-8.28】
対 北海道日本ハムファイターズ
北海道・ウインドヒルひがし北海道スタジアム(釧路市民球場)

8月23日
△オリックス(山岡)0-0(鈴木)北海道日本ハム△
※日没により7回コールド

8月24日
北海道・帯広の森野球場
○オリックス(竹安)5-4(上原)北海道日本ハム●

対 埼玉西武ライオンズ
大阪・京セラドーム大阪

8月26日
●オリックス(山本)2-3(今井)埼玉西武○
※延長10回

8月27日
○オリックス(宮城)6-0(與座)埼玉西武●

8月28日
●オリックス(山崎颯)4-10(エンス)埼玉西武○
※カッコ内は先発投手。
※119試合、61勝57敗1分けの3位。首位の福岡ソフトバンクホークスとは2.5ゲーム差。

 先週のオリックスはまたもや埼玉西武をひっくり返すチャンスを逸した。また中嶋聡監督が新型コロナウイルス陽性と判定されたため、26日の埼玉西武戦からは水本勝己ヘッドコーチが監督代行として指揮をとる緊急事態になってしまった。

 23日の北海道日本ハム戦は、満塁のチャンスを散々作るも1点も入れられず、球場にナイター設備がないことから、日没コールドの痛い引き分けに。続く27日は、中川圭太のホームランなどで1点差ゲームを勝利。

 中川は「点を取られた後でしたし、まずは同点に追いつくために、なんとか後ろにつないでいこうという気持ちで打席に立っていました。打席の内容はあんまり覚えていないんですけど、追い込まれていたので必死に食らいついて打ちました!」とホームランの場面を振り返ると、「昨日はチャンスの場面で凡退してしまっていたので、今日はなんとか打ててよかったです!まだまだ打たないといけないと思いますし、しっかりとチームに貢献できるように頑張ります!パ・リーグも混戦ですし、一球一球、死に物狂いでプレーしていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!」と力強く叫んだ。

 奪“首”を狙った埼玉西武3連戦は3戦目こそ椋木蓮が当日朝に足首を捻挫したため、山崎颯一郎が登板したが、その他は先週のベルーナドーム3連戦と同じ先発のマッチアップ。初戦はエース山本由伸で勝負したオリックスだったが、先週完投した疲れが出たのか7回で降板。逆に同世代の埼玉西武、今井達也が9回を144球の意地の力投を見せて、延長の末、オリックスは勝てなかった。この優勝争いも佳境に入った中、山本が投げた試合で勝ちがつかないのはチームにとってカード負け越しよりも痛いのではないだろうか。

 第2戦は先週8回無失点の内容ながら降板し、悔しい思いをした宮城大弥が9回4安打無四球、無失点で今シーズン9勝目をマーク。宮城は「初完封はめちゃくちゃうれしいです!先頭打者をしっかりと打ち取ろうという意識で9回まで投げられたことが良かったと思います。フォアボールがなかったことや、先頭打者にしっかりと入れたこともそうですが、野手陣のおかげでテンポよく投げることができました!本当に感謝しています!各イニングの入り方だったりを(伏見)寅威さんとしっかりと話し合いながらできたので、それが結果につながったのかなと思います」とピッチングを振り返っていた。

 「体調管理をしっかりとできている部分もありますし、プロとして1年間しっかりローテーションを回れるように、これからも続けていきたいと思います!ここから一つ一つが大事な試合になっていきますし、一つも落とさないように頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします!」と語った宮城の残りシーズンに期待したい。

 埼玉西武との3連戦は負け越してしまったが、水本監督代行は「シーズン通して残り試合が少ないので、何とかこの位置にいるので、そこをしっかり選手と僕たちが受け止めて、何とか縮めていく、粘っていくという気持ちを絶対に忘れないでほしい。1年間終わってどこの位置にいるのかというのをみんなで話し合って、選手も感じてほしい」と残り試合の奮起を誓っていた。

(どら増田)

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