各紙によると、同作は原田眞人監督が手掛け、1985年に公開された映画「盗写 1/250分秒 OUT OF FOCUS」のリメーク。福山は、かつて週刊誌で伝説的スクープを連発してきたカメラマン・都城静を演じる。
福山演じる静は腕は確かだが、やる気を失い現在はフリーとして古巣からの仕事でほそぼそと暮らす日々。酒好きのギャンブル狂で借金に追われていたが、女優の二階堂ふみ演じる写真週刊誌「SCOOP!」の新人記者とタッグを組み、特ダネをものにしながら大きな事件に迫っていくという。
髪がボサボサでひげ面の汚れ役だが、入念な役づくりのうえ撮影に臨んだという福山は、「ずっと演じてみたかったタイプの役のオファーが、ある日舞い込んできました」とコメントしているというのだ。
「福山といえば、“撮られない男”として有名。吹石一恵との結婚前には白石美帆、小西真奈美らと浮名を流したが、決して2ショットを撮らせなかった。それだけに、パパラッチの動きは熟知しているはず。これまでの“パパラッチ対策”で培った経験をどう役柄に活かすかが大いに注目される」(映画関係者)
二階堂のほか、写真誌の副編集長役で吉田羊、滝藤賢一、情報屋役でリリー・フランキーらが出演。いずれも、現在の映画界で演技派とされる豪華キャストばかりをそろえただけに、来年の映画賞の各賞を総なめにしそうだ。
「俳優業にも力を入れる福山。前主演作『そして父になる』(13年)では各映画賞を受賞したが、今回の作品は前作以上の意気込みだというだけに、代表作になりそう」(芸能記者)
公開が待たれる。