−−まず、中間の調整過程を聞かせてください。
堀井師「2連勝して疲れが出たため、山本トレセンへ放牧に出しました。帰厩したのは4月8日。牧場で乗ってもらっていたこともあり、帰厩してから調整がしやすかったし、ここまですこぶる順調にきています」
−−休養中に変わった点はどこですか?
堀井師「体質が強化され、状態は放牧前より格段に良くなっている」
−−遅生まれ(6月2日)のハンデを抱え、ここまで苦労があったのではないですか?
堀井師「まだ完成途上で体ができていないから、ケイコを進めるのにもしんどかったですよ(笑)」
−−それで、2戦2勝ですから驚きです。
堀井師「とくに2戦目(セントポーリア賞)は体調面に不安があって、半信半疑の気持ちで見ていたが、素晴らしい勝ち方をしてくれた。改めて走る馬だと実感した」
−−レース直後に後藤騎手が、『きょうはまだ五、六分のデキだった』と言っていたのが、非常に印象的でした。今回は吉田隼騎手に乗りかわりますが…。
堀井師「皐月賞は断念したが、青写真はあった。しかし、その時点で後藤騎手に先約があったのでワンポイントではなく、ダービーまで乗ってもらえる騎手ということでハヤト(吉田隼騎手)に白羽の矢を立てた。伸び盛りの騎手だし、まったく不安はない」
−−本番と同じ距離については。
堀井師「(ダービー、ジャパンCを勝っている)父と(ジャパンC2着がある)母から血統的な裏づけがあり、心配はしていない」
−−最後に意気込みをお願いします。
堀井師「まだ中身が伴っていない不安もあるが、期待の方が大きい。応援してください」