グループとしては1年に1枚のシングルを出す程度とほとんど活動らしい活動のないV6だが、俳優としての岡田は絶好調だ。主演した『永遠の0』も公開前から高い評価を得ているし、4月に公開された『図書館戦争』も大ヒットまではいかなかったが、十分合格点をあげられる興行収入だった。来年には大河に加え、映画も『蜩ノ記』の公開が控えている。
ある芸能プロ関係者は「ジャニーズの俳優陣の中では『隠れ1人勝ち』状態なんですよ。オファーがとまることがないんです」。ここには岡田のジャニーズ内での立ち居地が大きく関わっているという。
「使う側としてはV6というグループとして微妙な立場がいいんですよ。他の人気グループとは違って事務所が製作側に『こうするな!』とか『ああしろ!』とか口を挟まない。嵐やSMAPなどのメンバーが主演となると、事務所が口を挟みすぎて作品がぼろぼろになるケースが多い。その心配が岡田くんにはないんです。でも、ジャニーズという名前はあるし、そこそこの数字が見込める。映画の出資会社のお偉いさんを口説きやすいんです。だから、俳優を決めるときに、二言目には『岡田くんはどうかな』という言葉が出てくるんですよ」と同関係者。こういう立場が岡田をのびのび演技させる要因だとも。
来年には大河を控える岡田。「たぶん、ここもそこそこの数字になるでしょうが、そこそこだから、ギャラも上がらない。名前はあるけど、ギャラはそこそこ。余計にオファーしやすい状況になりますよ」と同関係者。
隠れ一人勝ち状態は続くばかりだ。