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『中学聖日記』が自己最高視聴率 『大恋愛』と共通する、今期恋愛ドラマの特徴とは

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有村架純

 火曜ドラマ『中学聖日記』(TBS系)の第8話が27日に放送され、平均視聴率が7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。第7話の6.3%から1.2ポイントのアップ。自己最高視聴率を記録した。

 第8話は、聖(有村架純)のもとを晶(岡田健史)の母・愛子(夏川結衣)が現れる波乱の展開でスタート。そんな中、教師を続けていこうと改めて決心した聖を脅かすように、聖が副担任を務めているクラスの児童の母・美和(村川絵梨)が登場。中学校勤務時代に取り沙汰された「淫行疑惑」をクラスの保護者に広める、という展開だった。

 「教師と中学生の恋愛を描く」と予告されていたこともあり、ドラマ開始前から批判が寄せられていた本作。放送開始直後も低視聴率を連発して心配されていたが、ここにきて視聴者は「いまやってるドラマの中で一番面白い」「始まる前は中学生と恋愛なんて無理と思ったけど、岡田くんが大人っぽいから楽しんで見れる」「最後ふたりがどうなるか分からないし、毎週楽しみすぎる」とドラマを称賛する声が集まっている。

 「実は金曜ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS系)でも同じような現象が起きています。『大恋愛』は戸田恵梨香さん主演で、軽度認知障害(MCI)を患ってしまった女性が主人公の恋愛ドラマですが、その相手役に抜擢されたのはムロツヨシさん。これまでギャグテイストの作品に多く出演してきただけに、当初は『美女と野獣』『さすがに恋愛モノは無理がある』と呆れる声もありましたが、フタを開けてみると初回から平均視聴率10.4%を記録するなど好調。最新の第7話でも9.0%を記録しており、女性視聴者からは『ムロがこんなに格好良く見えると思わなかった!』『ムロツヨシの演技がコミカルだから状況が絶望的でもほっこりとするシーンがあっていい』という声が聞かれています」(ドラマライター)

 『大恋愛』は、これまで何度も描かれてきた“難病モノ”のストーリーだが、これまで恋愛ドラマの印象が少なかったムロを起用してマンネリを打開し、高視聴率を獲得できたのだという。

 「また『中学聖日記』もモラルに反する中学生と教師との恋愛を描いていますが、ストーリー自体は“許されない恋”ということもあり、その切なさが評判を呼んでいます。両作を見てみると、王道でありつつも、少しひねりのある設定がウケているのは事実。ありふれたストーリーを設定やキャストでカバーした結果、視聴者から支持を得ることができたのでしょう」(同)

 最終回に向け、2作品がどれだけ視聴率を伸ばせるのか。期待が高まる。

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