「女の子の気をひくために、何か、プレゼントを贈ることが有効だ」
○か? ×か?
さあ、どっちでしょうか?
これは、この講座を読んでくださっている方なら、もうすでに、答えが書いてあるな、と気づくはずです。でも、ちょっと大事なことだし、勘違いしているヒトも多いようなので、改めて書かせていただきます。
答えを先に言うと「×」です。
私が、昔、メイド喫茶をやっていた時も、メイドの子に気に入られたくて、よくプレゼントを持ってくるヒトがいましたっけ。女の子たちは喜びます。「わあ、カワイイ!」とか「わあ!おいしそう!」とかね。「いやあ、僕は、女の子が喜ぶ顔が見たいから、それでいいんだよ」なんて、かっこいい!
でも、だからって、もてるわけではない。残念ながら。
かえって、あんまり眼中にないヒトから高価なものなんか贈られると、気持ち悪がられたりしてね。これでは逆効果です。でも、女の子が、プレゼントを欲しがったり、もらって喜ぶ場合もあります。それはね、最初から、その子が、その男性に気がある場合です。つまり、「好き」なのが先にあり、「プレゼント」は、その男性の気持ちを確認する手段に過ぎない。ということです。だから、「プレゼント」は女の子の気を惹くきっかけにはならないということ。これは、割りと、男子が勘違いするところです。
私、ヒロNは、かなりのおじさんなので、その昔、銀座の高級クラブとか行ったこともあるのですが、そこのお客さん、つまり、いい歳をして、会社的にもエライおじさんなんかも、その辺をすご〜く勘違いしていて、そういうことを、せっせとやっていたりします。
バカですな。はっきり言って。高価なブランドバッグやらアクセサリーやら皆女の子は、質屋に持って行ってお金にしてますよ。そのお金で、ホストクラブに通ってたりしてね。やれやれ。ここで、女の子の物欲について、考えてみましょう。ヒロNが見たところ、女の子には、男性が言うところの「物欲」というものがあまりありません。え?そんなことない? 何言ってるんだ! って。でも、本当にそうなんです。どういうことかって言うと、女の子の最大の欲求は「何かがほしい」というのではなく「好きなヒトから愛されたい」ということだからです。はっきり言って、女の子は、あんまりその他のことには興味がありません。女の子の行動を観察してみると、その大部分は「好きな男の子に好かれる」ためにやっていることだということがわかります。女の子は、毎日何時間もかけてお肌のお手入れをしたり、髪をいじったり、服装に凝ったりしています。女の子は、意識的にか、無意識的にか、「愛されるための努力」を一生懸命やっているのです。好きな男性に愛される、そのこと以外に女の子は基本何も要らないのです。女の子が、モノを欲しがるケースは、主に2つです。
1つはさきほど言ったように、愛するヒトに、犠牲を払わせることによって、自分への気持ちを確かめたい時。もうひとつは、「愛されたい」という欲求が満たされない時の代替行為として、モノに走る場合です。いずれにしても、女の子の本心は「愛されたい」であって、「モノが欲しい」ではないのです。
この女の子の特長を、よく表わしているのが、倉田真由美の「だめんずうぉーかー」です。
このマンガは、大ヒットしました。これは、生活力のない男に引っかかってしまう、倉田真由美自身も含めた女性の実話が乗っています。倉田真由美自身も人気漫画家なので、相当な収入を得ているのですが、事業に失敗したダメ亭主の借金を肩代わりし、生活の面倒も見ています。でも、彼女は、別に腹を立てているわけではなく、亭主に嫌気がさしているわけでもない。むしろ、淡々と子育てをしながら、人気漫画家として、稼ぎまくっています。それは、なぜか。倉田真由美には「好きな亭主に愛されている」という実感があるからでしょう。愛されていれば、自分の稼ぎが注ぎこまれていても、別に問題はないのです。女性とは、そういう価値観で生きている生き物なのです。つまり、女性は、本来、けっしてモノでは釣れないのです。そこのところ、男性は、間違えないようにしなくちゃです。
では、次に、こんな問題はどうでしょうか?
「デートの際は、男がおごるべきである」
○か×か?
さてこれはどうでしょう? 明日に続く。(ヒロN)
【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/