マック氏といえば、東京都知事選を始め、各種選挙に「スマイル党」を率いて出馬する名物候補として知られる。2014年の大阪市長選挙では、橋下徹氏のほかに政党の支援を受けた有力な候補者がおらず、事実上「橋下vsマック」の一騎打ちともいわれた。そんなマック氏の出馬の原点は、2007年の港区議会選である。今回の出馬は14回目となり、本人は「最後の選挙」を宣言していただけに、当選の感慨もひとしおであろう。
マック氏といえば、当選可能性が低い「インディーズ候補」「泡沫候補」の代表格ともいえるが、来歴は京都大学卒業のインテリであり、伊藤忠商事を経てレアアースの輸入商社、マックコーポレーションを立ち上げている。供託金や選挙費用は、自らの稼ぎによって賄っていたのだ。その点は潔いともいるが、マック氏にはよからぬ疑惑もある。
「2018年に、酒に酔った40代女性に対し、乱暴を働いたとして準強姦容疑で書類送検されていたのです。さらに、女性は『行為の様子を撮影した』と脅迫されたとも証言しています。マック氏は合意の上だったと反論しています。相手の女性はマック氏の支援者としてポスター貼りなどを手伝っていたといいます。最終的にマック氏は不起訴処分となっていますが、支援者の女性と男女の関係を持つことの妥当性については議論が分かれるところでしょう。さらに、酒に酔った相手に一方的に関係を持つ準強姦は、ジャーナリストの伊藤詩織さんのケースでも取りざたされているだけに、余計に注目を集めそうです」(週刊誌記者)
マック氏は、これからは単なる有名人ではなく、港区議会議員として実質的な公人となる。行動や発言がこれまで以上に世間の注目を集めるのは確かであろう。
記事内の引用について
マック赤坂氏のツイッターより
https://twitter.com/macakasaka