峯村によると、「大竹しのぶに嫌われたら役を降ろされる」「目を合わせると石になる」という業界の都市伝説を聞いていたことで、初めて大竹と舞台で共演した際は、「絶対この人に嫌われたらいけない! もし嫌われたら、まずセリフを減らされて、役を降ろされる」と思っていたという。そのため、共演中は一切、目を合わせることができなかったと振り返った。
そんななか、2人はコンビの役だったため、どうしても間近で会話しなければならず、峯村は相手の鼻を見ながら会話していたという。その後、峯村は会話を交わすうちに、「しのぶさんって面白くてバカな方なんだな」と好意的に見れるようになり、和解。現在は大竹の還暦パーティーに招待されるほどの仲だと明かした。
この流れから、出演者の坂上忍は“「嫌われているかも?」と勝手に思っている人”というトークを展開。そこで、自分が苦手だからという理由で、声のデカイ芸人とタメ口を使うタレントからは嫌われているかもしれないと明かした。さらに、「1人思い浮かんだ」と声をあげ、「(石原)良純さんに嫌われていると思う」と告白。坂上によると、石原は普段から大人で、気軽に話せる間柄だというが、過去に共演した際、一触即発の事態になったことがあったという。
ある番組で政治の話をした時、その休憩中に突然、石原が席を立ち、「お前、いつも言いたいことばっかり言いすぎなんだよ!」と激怒されたとのこと。
その際、坂上は、自分がなぜ怒られたのかよくわからなかったそうだが、冷静になると「そうだな。この人のお父さんのこと散々言いたい放題言ってるし。やっぱそういうのは残ってるんでしょうね」と、過去の発言を振り返り、納得したようだ。
そんな坂上は、どちらかといえば、怒られるよりも怒るキャラクターがバラエティでは定着しており、ネットニュースでも度々取り上げられている。しかし、あるインタビューによると彼は、やみくもにキレているわけではないという。
「仕込みだと感じたときに、あんまり乗らないんです。そこでは乗らず、向こうが意図していないところで怒り出す。その方が相手もびっくりするじゃないですか(笑)。おそらく、僕が相手だと向こうの人もけっこうな勇気で立ち向かってきていると思うんですけど、『この人、ディレクターさんに言われてるんだろうな』って思うと、そういう時は逆に『すいません』って謝ったりして。そして、全然関係ないところで鋭い発言をすると、本当にシーンとなる。その空気が嫌いじゃない(笑)」
坂上がMCを担当するお昼の情報番組『バイキング』(フジテレビ系)は、現在の生討論スタイルへ変更して以降、視聴率が上昇している。時に共演者の反感を買ってしまう彼の“言いたい放題”な姿勢が、視聴者を惹きつけている理由なのかもしれない。
【参考】
・マイナビニュース 坂上忍インタビュー